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大切な人を守ろう 〜復興公営住宅見学〜

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Published on Feb 19, 2014

先の震災をきっかけに、石巻市とその隣接市町村の住人が自らの住む街の魅力を再発見することを目的にはじまった地域体験プログラム「石巻に恋しちゃった♡」(以下「石恋」)。石巻地域に住んでいるさまざまな趣味や特技を持つ市井の「達人」の監修のもとで行なわれる体験プログラムは、地元の住民に限らずに誰でも参加することが可能。これまでの開催では、工芸品のワークショップや料理教室、観光地巡りから漁業体験、スポーツ、町歩きに語らいの場の提供などなど、さまざまなプログラムを用意してきました。
4回目となる今回の石恋は、「冬恋」と銘打って44のプログラムが今月上旬から開催されています。そのなかで、2月8日に実施されたバスツアー「大切な人を守ろう 〜復興公営住宅見学〜」にお邪魔しました。

復興公営住宅とは、震災により住宅が全・半壊してしまい、自力での住宅再建が難しい住人向けの石巻市による公的な賃貸住宅のこと。石巻市では現在、市内各地に全37ヶ所の公営住宅の建設が進められており、一部は既に入居可能となっています。復興公営住宅では被災前のコミュニティに配慮して、元の居住地に近い住宅の希望者が優先的に入居できたり、仮設住宅で知り合った家族以外の知人でのグループ入居が可能だったり(※条件あり)と、さまざまな配慮がなされています。中にはペット共生可の住戸もあります。今回お邪魔した石巻市渡波地区の沖六勺西復興住宅は、6階建ての建物に1LDKから3LDKの部屋が35住戸入った建物です。当日のツアー参加者は18人。仮設住宅や借り上げ住宅に暮らす住人を中心に、支援活動に従事するNPO職員や、中には関東から参加した大学生もいました。ツアーの参加者は実際に部屋に上がり、内部の様子や部屋の使い勝手、外の風景や建物の構造などを確認。同行した石恋のスタッフや市の復興住宅課の職員から説明を受けながら、自由に部屋を見て回りました。

今回、達人としてこのプログラムを企画したのはNPO法人石巻復興支援ネットワーク(愛称:やっぺす石巻)代表理事の兼子佳恵さん。震災以前から子どもの環境教育、子育て中の母親の相談会等を行っていました。震災後は仮設住宅での住民同士の交流活動を支援。2011年12月に法人格を取得したのちは、石恋の主催や地元での起業家支援などにも積極的に取り組んでいます。その活動で兼子さんがとりわけ配慮していたのは、行政や企業などとの協働の場での雰囲気作りでした。特に震災後は、まちづくりや集団移転に向けた話し合い、仮設住宅入居の説明会などの会場では、ちょっとした言葉の言い回しや齟齬から一気に雰囲気が悪くなる場面を何度も目にしたといいます。肉親や知人、財産を失って将来の見通しも立たない中で暮らしているのは、行政や医療機関、交通・インフラなどに関わる職業の市民も同じのはず。ちょっとした想像力や思いやりをそれぞれが意識することで、会合や説明会の雰囲気がぐっとよくなることを経験していた兼子さんは、冬恋の開催プログラムの候補に挙がった復興住宅見学に、行政側からも参加してくれるように働きかけます。まずはスタッフ間でどういった質問が参加者から出るかを想定し、その下調べと資料を念入りに準備しました。その上で、市に建物の構造や入居条件の詳細など専門的な部分を補ってもらうように参加を打診したところ、市側もこれを快諾。「わたしたちは『ここまでは自分で調べて判りました。でもこことここはよく判らなかったので、詳しく教えてもらえませんか?』と、こういう姿勢で企画意図を伝えたら、市も快く対応してくれました。企画していて大変なことはありませんでした」と兼子さんは話してくれました。
見学後はバスで、石巻駅前にあるやっぺす石巻の運営するカフェに場を移し、参加者全員で食事をしたあとに話し合いの場を設けました。参加者は簡単な自己紹介ののち、現在の生活で不安なことや防災についての情報交換、公営住宅への入居について気になっている点などさまざまな話題について忌憚なく語りました。

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