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Shin Sasakubo & Akiyuki Okayasu "in the gray" from "invisible flickers" PFCD60

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Published on Aug 24, 2016

outlines https://www.youtube.com/watch?v=tVUFS...

2016.8.13 release
Shin Sasakubo & Akiyuki Okayasu "invisible flickers" PFCD60
https://www.facebook.com/permalink.ph...
http://www.progressiveform.com

1. flare (04:24)
2. outlines (04:40)
3. breathless, hyperpnea (10:12)
4. typewriter (02:15)
5. vanished (05:26)
6. in the gray (02:34)
7. endlessness (20:08)
https://soundcloud.com/progressive-fo...

◆『invisible flickers』アルバム紹介 http://pform.thebase.in/items/4013150

神々しい音の波がそっと舞い降り、深く心地良い空間へと導く。

現代音楽とアンデス音楽を演奏するギタリストとして世界各地で演奏するほか《秩父前衛派》として音楽以外に現代美術や映画制作など多岐に渡る活動を続けるShin Sasakubo(笹久保 伸)と、デジタル音響処理に精通した作曲家Akiyuki Okayasu(岡安 啓幸)による、美しいギターと繊細なエレクトロニクスに深く淡い音世界を纏わせた極上のアンビエンス・アルバム。

叙情性に重きを置いたという本作は、明かりのゆらめきであったり、グラデーションといった映像感もイメージした上で、目に見えない「フリッカー(明かりの明滅、ゆらめくもの)」というテーマを基軸に、永遠に続く新鮮な響きによって様々な情景が描かれた作品となった。

制作手法に関する岡安 啓幸のコメント
「制作の最初にギターの即興を録音しました。ギターの音、音楽はすでに独自のものでした。変則的な調弦やギターにプリパレーションを施したことも関係しますが、特殊な技法以上にそもそもの演奏の力が歴然としていてコントロールルームで興奮して聴いていました。その即興演奏のデータをあるときは独自のプログラムによって加工し、あるときは編集と再構成を重ねることで私たちの音楽は生み出されています。」


松山晋也(音楽評論家)による『invisible flickers』レビュー

二つの音が“不自然なまでの自然さ”で一体化した音の雲

 ペルーの山奥を旅しながらアンデス伝統音楽の奥義を体得していったギタリスト笹久保伸。しかし彼は南米フォルクローレ専門の演奏家ではない。バッハを愛し、高橋悠治など現代音楽作品も録音する。あるいは、故郷・秩父の民謡を研究したり、自ら8ミリ・カメラを手に実験映画を撮ったりもする。彼が一貫して探求してきたのは、日本の秩父という土地で生まれ育った自分にしか表現できない訛り、呼吸、身振り、響き、ヴィジョンである。そしてその眼差しは、コンピューター音楽の若きスペシャリスト岡安啓幸と組んだ本作においても、微塵のブレも見せない。
 エレクトロニクスとのコラボ作品としては、現代音楽作曲家・藤倉大とのアルバム『マナヤチャナ』(2014年)に続く本作では、前作同様、ガット・ギターの生音と電子音が溶け合いながら未知の音響迷宮が作り上げられてゆく。しかし今作で特に驚かされるのは、その溶け合いの“不自然なまでの自然さ”である。ギター音を電子的に加工した、あるいは、ギター音を電子音で装飾したというようなものでなく、両者の音は互いに独立しながらもまったく同じ情景の中で流動し、一体化している。これはつまり、笹久保の世界観、哲学を岡安が完璧に理解・咀嚼しているからこそ可能だったのだと思う。二人の奏でる音は、感知不可能なまでの微細さで入り組みながら複雑な層を成し、時々刻々と変容する柔らかい音の塊になってしまっている。それは雲のようであり、霧のようでもある。笹久保ワールドの新展開としても、エレクトロニク・ミュージックのネクスト・フェイズとしても画期的作品になったのではなかろうか。
 できるだけ大きな音で聴くことをお勧めしたいディープ・リスニング・ミュージックだ。


八木皓平(音楽ライター)による『invisible flickers』レビュー

『invisible flickers』で聴くことのできる、エレクトロニクスとアコースティックが緻密に絡まりあった特異な音響空間の向こう側に、現実と神話が溶け合う秩父という土地の姿を見てとるのは、さほど難しいことではない。

〈秩父前衛派〉として秩父という地域が持つ「前衛性」に着目し、音楽をはじめとした様々なアート作品を発表してきた笹久保伸が産み出してきた独創的なギター・ミュージックは、いつだって彼が想い描く秩父を表象してきた。本作では、彼が奏でた即興演奏のデータを、デジタル音響処理に精通した作曲家・岡安啓幸が、プログラムによる加工やエディットによってサウンドを再構築するというプロセスが採用されており、このプロセスを経たことで「表象としての秩父」はより一層深みを増しているように思える。本作で達成された、笹久保伸のディスコグラフィーの中でも突出してエモーショナルなサウンドは、特定の感情を誘発するというよりも、何か爪痕のような深い痛みを伴って聴き手の鼓膜を震わせるものになっている。

ポストクラシカル的ともいえる静寂さを纏った繊細なアンビエンスは、ギター・ミュージックにおける音響の拡張を試みており、その試みはこの作品に、神話とテクノロジーが奇妙に連結する、日本に深く根ざしたSF的知性を漂わせることに成功している。デジタルと自然は一切矛盾していないどころか、マシーナリーなサウンドを通してより一層明確になる秩父の姿が本作で浮き彫りになった。

そしてそれは同時に、秩父である必要はない。この作品を聴くことで幻視できる光景は、普段は聴き手の脳の深みに静かに横たわっている、何かしら思い入れの深い「空間」や「時間」を想起する手助けになるだろう。この感覚はノスタルジー的な情緒というよりもっと切実な生々さをもって我々の身に迫ってくる。その限りなく明晰でありつつ、同時に曖昧でもある感覚が『invisible flickers』=「見えないゆらぎ」が指し示すものではないだろうか。


発売日   : 2016年8月13日(土曜日)
アーティスト: Shin Sasakubo & Akiyuki Okayasu(シン・ササクボ・アンド・アキユキ・オカヤス)
タイトル  : invisible flickers(インビジブル・フリッカーズ)
発売元   : PROGRESSIVE FOrM
販売元   : BRIDGE INC.
規格番号  : PFCD60
価格(CD) : 税抜本体価格¥2,000
収録曲数  : 7曲 (50分)
JAN     : 4582237835175

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