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佐倉統 東京大学大学院情報学環教授 「日本発の研究は信頼回復できるか」2 2014.6.26

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Published on Jun 26, 2014

佐倉統 東京大学大学院情報学環教授 「日本発の研究は信頼回復できるか」2 2014.6.26
Osamu Sakura, Professor, University of Tokyo Graduate School of Interdisciplinary Information Studies
佐倉統・東京大学大学院情報学環教授が、STAP細胞不正論文問題がなぜよく分からないかについて所見を述べた。研究者のキャラクター、学術界、科学行政などを背景に、いろいろな人々がからんでいる。それがどこから問題に手をつけていいかを難しくしている、と。
司会 服部尚 日本記者クラブ企画委員
日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news...

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記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2014年7月号に掲載)

大きかったギャップ 科学と社会、科学とメディア

「STAP細胞問題では、科学と社会の間のギャップが思った以上に大きかった」と言う。

進化生物学を専門とする科学者として、2つの事柄への違和感をその例に挙げた。1つは記者会見でメディアがしばしば投げかけてきた「STAP細胞はあるんですか、ないんですか」という質問であり、もう1つは文科相が口にし、メディアにも主張が見られる「小保方さんが実験に参加しないと検証できない」という言説である。

前者については「何とも言えない」「否定はできない」というのが科学的な答えだが、「否定できないというのは存在するということか」とたたみかけられて科学者の側は困惑するという。

後者については「当事者が再現実験に成功しても、第三者が成功していないのだから、いまと状況は同じ。当事者が参加すると混乱が増すマイナスの方が大きい」と述べた。

それは、仮説は本質的に否定が難しい一方、独立した追試で確度が高まらなければ科学的には無意味であるという科学者として正当な主張である。科学と社会のギャップはまず、科学とメディアのギャップから埋めなければならないようだ。

朝日新聞論説委員
大牟田 透

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