八休庵Hachikyu-An

アマチュアで尺八を演奏している八休庵です。

大正～昭和にかけて、尺八、箏、三絃(三味線)は日本の楽器として愛されたものでした。

宮城道雄を代表として、多くの作曲家が、これらの楽器を使用して名曲をたくさん残しました。
尺八は箏や三絃と音の響きの相性がよいのです。

ただ箏や三絃との合奏は、なかなか機会がありません。最近では弾く方が少なくなりました。
曲についても日本独特の緩急や音の揺らぎがあり、合わせるのが非常に難しいのです。

各楽器の噛み合わせや音を確認しようとしても、それぞれ楽譜が異なるため容易ではありません。
そのため八休庵では、実音で記された五線譜スコアも作成しています。

そして尺八は、音のピッチが楽器や温度によって左右されるため、事前の箏や三絃の調絃は重要です。
音が合わないままでは気持ちよく演奏できません。自分にあった音のピッチで演奏を楽しみたいものです。

また演奏のテンポも人によって様々です。ゆっくりなものから速めまで、
その時の自分にあったテンポで演奏も楽しみたいものです。

そのため、実物の箏や三絃のサンプリング音源を使った最新のコンピューター演奏で、
自分で楽しみながら、誰もが日本の名曲を手軽に演奏できる世界ができないものか、
可能性を探っていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。