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朗読と室内楽のためのポエジー第二番 黒い翅 【2013/2016改訂初演】 作曲・堀井友徳

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Published on Oct 19, 2016

朗読と室内楽のためのポエジー第二番 黒い翅
A BLACK WING~POESY No.2 for Narration and Chamber Ensemble
【2013/2016改訂初演】
〈作曲・堀井友徳 詩・木部与巴仁〉
【トロッタ23/2016.6.11 於・早稲田奉仕園リバティホール】

堀井友徳さんが「黒い翅」を改訂初演する。“エロティックな詩を”という求めに応じた詩だが、意味を持つ言葉があろうと、音楽である以上、聴覚に訴える表現となる。詩の作者として願わくは、肌に感じる表現にもしたい。そこがエロスに通じるだろうから。堀井さんには舞踊曲として踊る許しを得た。いつの日か視覚にも訴えたい。それほど想像力を刺激する曲なのだ。〈K〉

詩唱*木部与巴仁
クラリネット*藤本彩花
チェロ*田中里奈
打楽器*日比彩湖
ピアノ*河内春香



黒い翅(はね) 木部与巴仁

燃える翅
黒くはかない
女の背に
生えては落ちる
つまみあげ
燃やしている

揺れる光に包まれて
消える
黒い翅は
跡も残さず

 *

女にはいわず
私は隠し持っている
一枚の翅を
見つけたのだ
昼下がりに
小さな部屋の片隅で
ガラスの瓶にしまってある
証(あかし)として
はかなくても
感じていたいから
女は
知っているかもしれない

 *

つかまえていて
消えてしまいそうだから
女が
笑っている
その頬に落ちた
涙のしずく
翅が
私を消すよ
消えてもいい
あなたが
つかまえていてくれないなら
なぜだろう
私は返事をしなかった

 *

指を立て
かすかに感じる爪で
女の背を
たどっていた
じっとして動かず
裸の身をまかせている
かすかな気配に
口づける
ほのかな匂い
小さな
あまりに小さな感触に
黒い
翅のありかを知る
(2013.5.30)

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