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amazarashi - 少年少女

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Published on Apr 1, 2011

彼女はきっともう戻らない
猥雑な夜の喧騒 
赤や黄色 青白い明かりが冬の星座みたいだった
灰皿でくすぶっているのは 彼女の吸い殻と
しみったれた感傷
思い出なんて消えてしまえ

校庭の隅っこで 体育座りしてぼんやりと見てる
野球部のフライを眺めるように なんとなく未来を見てる
いつかは変わってしまうかな 大好きなあの子の笑顔とか
バカだったあいつらも 大人になってしまうかな
今まさにヒットを放った 四番バッターのあいつは
一年後の冬に 飲酒運転で事故って死んだ
その時 誰もがあまりの空っぽに立ち尽くしていた
母さんが汚れたバットを抱きながら泣き叫んでいた

僕が憧れた彼女は 男に逃げられたストレスで
過食気味になったと笑った こけた頬を引き攣らせ
右手には悪趣味な指輪と かさぶたの吐きだこ
諦めるのは簡単と 珈琲をすすった

夜の街を彷徨いながら 昔話に夢中になってた
そんな事もあったねと 彼女は笑いながら泣いた
それでも それでも 頑張れなんて言えなかった
さよなら さよなら せめて笑いながら手を振った

少しずつ 諦めることばっかり 上手になってた
我慢することが 人の為になると思っていた
記憶の隅に積み重ねた 無謀な夢と悔し涙
押し殺したホントの気持ちが 胸倉に掴み掛かる
「どうしてここに居るんだよ 今すぐに逃げ出せよ
 望んだ様に生きられないなら 死んでんのと同じだ」
そうだ 僕も君ももう一度新しく生まれ変わるよ
傷ついて笑うのは 金輪際もうやめにしよう

凍える夜に一人だから 僕らは間違ったこともやった
心無い人が多すぎて 僕らは無駄に強くなった
それでも それでも 間違いじゃないと信じたいな
さよなら さよなら 強がりは夜の闇に溶けた

校庭の隅っこで 体育座りしてぼんやり見てる
野球部のフライを眺めるように なんとなく未来を見てる
僕は変わってしまったかな 時々不安で怖くなるよ
ホームインした四番バッターがはしゃいで笑う声

それぞれの不安を抱えて それぞれ未来へ歩んでいった
それぞれが痛みを抱いて それぞれ今日に立ち尽くした
なんだろう なんだろう 涙が溢れてしょうがないよ
さよなら さよなら 思い出なんて消えてしまえ
どうせ明日が続くなら 思い出なんてなんて要らないよ
この脚を重くするだけの感傷なら ドブ川に蹴り捨てた
それでも それでも 涙が枯れることは無いから

さよなら さよなら せめて僕は笑いながら泣いた

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