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「中国とどうつきあうか」② 段躍中 日中交流研究所所長、日本僑報社社長 2013.5.27

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Published on May 27, 2013

DUAN YUEZHONG, President of the Center for China-Japan Exchange Studies, President of The Duan Press
日中関係の書籍を出版する日本僑報社の段躍中社長が、「在日チャイニーズが見た尖閣問題と日中関係」と題して、話した。両国関係は、政治的信頼だけでなく国民感情まで崩壊しているような状況になっている。その中で、在日生活22年になる自分としては、日本の良さをもっと発信できるよう草の根交流を続けていきたい、という。活動の一環として、来日経験がなく中国で日本語を学ぶ中学生から大学生までを対象に、日本語作文コンクールを2005年から主催している。その受賞作を集め、『中国人がいつも大声で喋るのはなんでなのか?』をことし1月に出版したところ、日本のマスメディアでとりあげられ、心を強くしている、とも。
司会 日本記者クラブ企画委員 坂東賢治(毎日新聞)
日本僑報社のウェブサイト
http://jp.duan.jp 
日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news...

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記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2013年6月号に掲載)

日中関係 すこし肩の力を抜いて

中国を扱うシリーズ企画の2回目は、前回の自衛隊OB香田洋二氏による安全保障問題からガラリと変わって、日本在住22年という中国人、日中関係の書籍を出版する日本僑報社の段躍中さんが語る草の根交流談義だ。

「中国と日本の信頼関係は完全に崩壊した」「私の教える大学で中国語の履修者が減っている」。冒頭の言葉こそ深刻だったものの、ほぼ一貫して楽観的に語った。

段さんは2005年から中国で日本語作文コンクールを主催、毎年2~3千人の若者から応募を得ている。「日本ファンをつくりたい」との一念による、地道な活動である。

段さんは「日本の良さ、ごく普通の日本情報を中国に発信していきたい」とも話した。例に挙げたのは、上海より安い首都圏の不動産物件だったり、新緑の高尾山だったりする。それが、ソーシャルメディアで反響を呼ぶのだという。

日中関係の報道に携わる各社の記者は、昨年から緊張しっぱなしの情勢に目を凝らし、次の局面はどうなるのかと考えあぐねている。そんな時に段さんの話を聞いても、拍子抜け感があるかもしれない。前回に比べ出席者が少ないのはそれを見越してのことだっただろうか。

しかし、日中関係の修復、改善を目指す場合、段さんを超える効果的な取り組みが果たしてあるのか、とも思う。

質疑で段さんは最近の日本国内でのヘイトスピーチについて問われ、「多くの人々は歴史を含めてしっかりした認識を持っている」と応じた。また、「中国には日本との戦争を主張する軍人もいるが、日本と戦っても負けるというのが多くの国民の意見だ」とのことだ。

すこし肩の力を抜いて。でも、粘り強く考えていこう。そんなふうに段さんのメッセージを受け止めた。

朝日新聞論説委員
村上太輝夫

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