北極海航路の出現でシベリア版ゴールドラッシュ 2011.10.22
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2011/10/21
北極海航路 かつてウラン採掘で栄えた東シベリアのペヴェクを取材しました。
ロシア北西部ムルマンスクから東シベリアの港・ペヴェクまで、19人の乗組員による5,000kmの北極海航路の航海を取材しました。
北極海航路の航海6日目、北緯77度、東経103度の地点で、キャプテン・ダニルキン号の目の前に、北極海の迫力ある大自然が姿を現した。
前方に氷山が出現したが、幸い進路上のわずか左にあることから、衝突は避けられそうだった。
旅の無事を祈ってくれているのか、一筋の虹がかかった。
そして、航海10日目、ついに目的地のペヴェクが見えてきた。
船長は「もやい網の準備をしろ」と話した。
港に接岸後、船員たちは休む間もなく、荷降ろし作業に取りかかる。
一方、FNNの取材班は、はやる気持ちを抑えきれず、街の中心へ向かった。
ロシア最北端、チュコト自治管区ペヴェク市は、かつてはウランの採掘で栄えたものの、ソビエト連邦崩壊後、街は衰退した。
1万3,000人以上いた人口は激減し、現在は5,000人にも満たない。
そんな、たそがれの街に住む人々は、どんな暮らしを送っているのか
街で一番大きなスーパーは、その名もずばり「商店ナンバーワン」。
利用客は「品ぞろえは満足です。皆さん、そう思っているのよ」と話した。
牛乳、ジャム、魚に缶詰、さらには、シベリアならではのトナカイの肉まであり、充実の品ぞろえに、地元のマダムも大満足の様子だった。
しかし、利用客は「高いわね。もっと安くするか、お給料を上げてほしいわ」と話した。
モスクワで買えば、日本円でおよそ375円のウオツカが、ペヴェクでは1,050円と、実に3倍の値段にはね上がる。
店長は「ほとんどの商品は空輸です。海上輸送なら安くなるんですけど」と語った。
北極海航路であれば、大量輸送によるコスト削減で、食料や日用品の価格が下がる。
住人の期待は大きい。
一方、ペヴェク政府の建物の最上階には、唯一のテレビ局がある。
自治管区が運営するペヴェクテレビは、ニュースにバラエティー、さらには地元住民の落とし物情報まで放送するという、
超地元密着型テレビ局となっている。
日本のテレビクルーが訪れたことは、またとないニュースのようで、FNNの取材班への逆取材もあった。
カメラマンの男性は、「大変でした。この10年、街では、あるじを失った建物が、次々に解体されたりしました」と話した。
妻のテレビ局局長は、「インフラの開発や採掘事業も中止になりました」と語った。
栄枯盛衰、地元をつぶさに取材してきた2人も、北極海航路がもたらす恩恵に期待を寄せる。
カメラマンの男性は、「(ペヴェク市を含む)チュコト自治管区は資源が豊富なので、世界の企業が来て投資をしています。
人も集まるようになり、インフラ整備も進むでしょう」と話した。
妻のテレビ局局長は、「すべてが良い方向に向かっています」と語った。
たそがれの街ペヴェクは、今、再び黄金の輝きを取り戻そうとしている。
(2011/10/21 00:31)
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