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#奨励会 #既得権益 #松田優作

泣き虫しょったん優作と龍平 世代を超えて共演の父と息子

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Published on Sep 12, 2018

【関連おすすめ本・CD・DVD】
「泣き虫しょったんの奇跡. 完全版〈サラリーマンから将棋のプロへ〉」
瀬川晶司 (講談社文庫)
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(サウンドトラックCD)
「泣き虫しょったんの奇跡 Original Soundtracks by Toshiyuki Terui」
照井利幸(元Blankey Jet Cityベーシスト)
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(映画・DVD)
「それから」森田芳光・監督/夏目漱石・原作(1985東映)
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主人公しょったんは小学生の時から20代の半ばまで、将棋しかやってこなかった。
天才少年ではあったけど、大事な時に負ける。将棋はめっぽう強く、唯一の取り柄ではあるが、いざ勝負のときに、相手の嫌なところを攻めて、汚い手を使ってでも勝つという意地汚さはない。勝負の時は相手の気持ちなど考えず、人を蹴落としてでも出世のために攻撃する。それが世の中でのし上がっていくことなのだ。 #奨励会 といういわばプロ将棋業界の #既得権益 の構造・・・これは日本の世の中のすべてに通じることだが、試験に受かって出世した人々の権限が奪われないようなシステム、その社会の悪しき構造をこの映画はするどく突いている。

もう一つのポイントはキャスティングだ。主演の松田龍平以外にも、そうそうたる主演クラス級の役者が脇役で出演している。この映画の主人公しょったんが将棋を最初に教わり、そして将棋をつづけていったらいいよ、と応援してくれるのが國村凖演じる父親。父と子の関係は、熱くこの映画の後半に効いてくる。

主演・松田龍平が最後に勝負に挑む、どうしても負けられない、そんな試合の瞬間、
カメラは将棋台を前に俯く龍平の横顔を映し出す。そこに #松田優作 の顔が現れてくる。それは80年代の文芸映画、#森田芳光 の「#それから」に主演した優作の顔である。
「それから」は夏目漱石の原作を忠実に映画化した、カメラアングル、セリフの立て方、など小津安二郎を完全リスペクトした作品。出演当時の優作とほぼ同年齢となった、この泣き虫しょったんの龍平の淡々とした表情の中に、はっきりと父・優作の顔がとらえられている。役上の亡き父・國村隼のためにがんばるしょったんは、ある意味、もう一方で映画の外側、彼の本当の父親、優作のために戦う龍平が浮かび上がってくる。
森田芳光の30年以上前の映画「それから」に登場した重要な役者に、イッセー尾形、小林薫がいる。この「しょったん」でも将棋教室の先生役として二人は共演している。父と息子の世代と時間を超えた共演である。(また、しょたんの母役である美保純も、それからに優作のお見合い相手として出演)何より、このしょったんの父親役・國村隼は、松田優作の遺作となった「ブランクレイン」で、優作演じるヤクザの子分役として、國村は優作と共演しているのだ。
そんな映画の外側を知らなくても、涙が出る映画である。しかし役者たちの外側に流れる関係性を少し知っていれば、もっと泣けるだろう。そんな「泣き虫のあなたに奇跡がおとずれる」とっておきの映画。

「泣き虫しょったんの奇跡」監督・脚本:豊田利晃 音楽:照井利幸
出演:松田龍平 野田洋次郎 永山絢斗 染谷将太 妻夫木聡 松たか子 イッセー尾形 小林薫 國村隼
2018年9月7日〜 全国ロードショー

清藤誠/キヨフジ⭐セイジ http://kiyofuji.tokyo
TVディレクター・動画作家/アート&シネマ・ナビゲーター

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