Loading...

ライプニッツのモナド論

1,695 views

Loading...

Loading...

Rating is available when the video has been rented.
This feature is not available right now. Please try again later.
Published on May 2, 2015

若きライプニッツは、すべての観念はそれを構成するいつかの要素つまり「観念のアルファベット」の組み合わせであるという発想から、単純観念の組み合わせから、すべての複合観念を作り出し、すべての学を演繹する普遍学の構想を抱いていた。そういう発想から世界を構成するのは実体はモナド(単子)だというモナドロジー(単子論)も生まれたといわれる。
 ライプニッツによればアトムは延長性があって、部分があるので、不可破壊的な要素とはいえない、延長のない形而上学的な質的点であるモナドこそ世界を構成する実体であるとした。モナドは一挙につくられたもので、それは人間では精神に当たり、動物では魂に当たる精神的実体である。そして物体はモナドの集合であり、延長はないけれど位置があるので、互いに関係し合うことで感覚の対象になる物体を構成しているという。
 こうしてデカルトの主観・客観認識図式を批判した。人間だけではなく動物も魂があり、世界を写している。物体だって、それを構成しているモナドは世界を表象しているのである。ただ人間は物事を知性的に認識するほどはっきり認識するが、動物のモナドはそれより劣り、物体のモナドは微小な表象しか生じないということである。
 こうして存在するものはモナドという霊的存在に一元化され、認識対象である物体の実在性は否定され、モナドの関係に還元された。
 このモナド論は世界を単純な要素に還元して、その組み合わせとしてとらえることで学の体系を演繹することができるので、近代科学の基礎づけに大いに貢献し、要素の組み換えによって新しい物質や機械や製品を生み出すことに貢献した。しかし、物事を全体的な視野でとらえられない欠陥があり、知的独断に陥りやすいことに留意すべきである。

Loading...


to add this to Watch Later

Add to

Loading playlists...