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anotherBATIK2018 『子どもたちの歌う声がきこえる』 『波と暮らして』

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Published on Jan 20, 2018

another BATIK
『子どもたちの歌う声がきこえる』 『波と暮らして』

世田谷パブリックシアター
2018年2月2日 19:00
3日 15:00
4日 15:00

batik.jp

another BATIKによせて

第一回目のanother BATIKを上演いたしましたのは、2009年のこと。同じくここ世田谷パブリックシアターでした。
笠井叡先生をお招きし、振付け頂いた貴重な作品『バビロンの丘にいく』をBATIKが死にものぐるいで踊り、踊り果てました。
カンパニーにとってどれだけ大切なものを笠井先生から頂戴したか計り知れません。

another BATIKとは、偉大な振付家にお越し頂きBATIKの作品を創って頂く企画です。
全てを舞踊に注ぎ込まれた永い時間の美しさ、情熱と継続に支えられた尊い作品性に触れさせて頂くことでしか学ぶことの出来ない領域があるということを、BATIKは知りました。

あれから9年の時間が流れました。
BATIKは、もっと強くなる為に、もっともっと踊り続ける為に、第二回目のanother BATIKに挑戦致します。
第二回目となる今回は、佐多達枝先生にお越し頂き、新作『子どもたちの歌う声がきこえる』を振付け頂いております。
一去年、佐多先生の『父への手紙』という作品を拝見した時、心底驚き、感動し、見える世界が嘘のように変わり、客席から立ち上がることが出来ませんでした。
即座に、佐多先生の世界に触れさせて頂きたいという想いが溢れ、押さえることは難しく、恐れ多く思いながら今回の企画のお願いを申し上げました。

毎回のリハーサルで頂く振付けで、「芸術は一切の激しい感情で捉えることは出来ない。ほんの少しだけ多いことほんの少しだけ少ないこと、そのことが芸術にとって何より大変で、何より大切なことなのである」というニーチェの言葉を思い出し、佐多先生の振付けそして作品は、この一番難しいことへの、「美しい」実践に他ならないと実感致します。
そう実現出来るものでない、大変貴重な機会ですので、多くの観客の皆様にお立ち会い頂けましたらと、切に願っております。

また、こうして産み出されるかけがえのない舞踊作品が、多く再演されることを願って、『波と暮らして』(2015年初演)を同時上演致します。
この作品は、オクタビオパスによる同名の小説を舞踊化したもので、ルービンシュタイン演奏のショパンの夜想曲にのせて綴られる、柳本雅寛さんと私のデュエットのダンスです。彼もまた一番「美しい」形で作品を「綴る」ことの出来るかけがえのないダンサーで、私は彼を尊敬しております。

今回こういった形で、尊敬する方々にお集まり頂き、公演のその日、舞踊に注がれた時間と情熱の、振付けやイメージの、そして踊りそのものの「美しさ」を、ここ世田谷パブリックシアターで観客の皆様に向けて努め放つことが出来ることに、舞踊家として心底の幸せを感じております。

この貴重な機会を経てBATIKはまた新たな領域へと向かいます。
大きな節目となる今回のanother BATIKを是非お見届け下さいませ。
皆様のご来場心よりお待ち申し上げております。

2018年1月吉日

BATIK主宰 黒田育世 拝

スタッフ/キャスト

『子どもたちの歌う声がきこえる』
【振付】佐多達枝 【台本】河内連太 【振付助手】斎藤隆子
【出演】黒田育世 伊佐千明 大江麻美子 大熊聡美 熊谷理沙 田中すみれ
政岡由衣子(以上BATIK) 小出顕太郎(岩田バレエ団)
中弥智博(東京シティバレエ団) 牧村直紀(谷桃子バレエ団)


『波と暮らして』
【演出】黒田育世 【振付・出演】柳本雅寛 黒田育世 【美術】松本じろ

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