Loading...

法務研究科 山元一 - グローバル社会の一員としての日本における憲法の在り方の研究

700 views

Loading...

Loading...

Transcript

The interactive transcript could not be loaded.

Loading...

Rating is available when the video has been rented.
This feature is not available right now. Please try again later.
Published on Mar 22, 2016

慶應義塾大学法務研究科 山元一 教授

Title:「グローバル社会の一員としての日本における憲法の在り方の研究」

慶應義塾大学法務研究科山元一教授の研究室では一般に法体系の中で最高法規として位置づけられてる「憲法」に焦点を当てた研究を行っています。特に近年関心が高まっているグローバル立憲主義の考え方を参考にして、グローバル社会の一員としての日本における「憲法のあり方」を 検討しています。

『例えば最近の流行りの例で言うとヘイトスピーチなんかいい例ですけど、日本の憲法の理論ていうのはやっぱり表現の自由をとにかく大切に考えるということでヘイトスピーチというのは悪くいうと検閲に近くなる。内容が良くないからこういう発言はしてはいけませんということになるので、だからあれは検閲と一緒だからあれを認めると良くないという考え方なんですね。
ところが国際社会の方はいろんな国にいる少数民族の差別とかがあるので、ユダヤ人差別なんかヨーロッパでは深刻ですけども、こういうのはきちっと取り締まらないと大変なことになる考えがむしろ強くて、これはいろいろ日本に対してもこうヘイトスピーチみたいなのをやったほうがいいんじゃないかという圧力がかかってくるんですね。その表現の自由の大切さとヘイトスピーチを規制して少数の民族の人たちがあまりにも 日本の社会の中で生きにくい状態を作らないようにする。それをどうやってバランスよく考えたらいいかなと。』

近年、憲法や憲法学の前提にあった近代主権国家システムが 揺らぎはじめています。近代法の考え方を生み出したヨーロッパではヨーロッパ統合が進展し、EU・ヨーロッパ連合が組織され、その構成国は主権の一部を移譲しています。このような状況を背景に「ヨーロッパ立憲主義」という考えかたが生まれました。
国際連合が中心となって形成された戦後の国際秩序の中で、基本的人権保障のために国際人権条約が次第に大きな役割を果たすようになりました。
また現在では世界的レベルで「グローバル立憲主義」という観念が広がり、ジェノサイドを阻止するための人道的干渉が許されるか否かが大きなテーマとなっています。

『今一人一人のこういろんな性的嗜好性もあれば宗教の問題もあれば民族の問題、まあダイバーシティですね。そういう言葉があると思うんですけど。そのダイバーシティっていうのに対する大切さっていうのが日本社会に浸透させていくと。そのためにはグローバルなスタンダードっていうのはとっても役に立つ面があるということですね。』

山元研究室では特に平和・人権・民主主義が実現される社会を目指し,日本で実際に生起している人権問題を素材としながら、国際的人権保障と国内的人権保障の協働関係の検討を進めています。また外交安全保障の分野では,今後,憲法の定める平和主義を発展させるため国際法学や国際政治学と協働して、憲法学の果たすべき役割について考えたり、このようなアプローチを研究だけではなく教育の分野にも押し広げるための研究も行っています。

『グローバルスタンダードはみんなでやりましょうよと、もちろん国によって特徴があるっていう面もないとは言えないですけど、今まではなんか国家とかね主権とか、そういった言葉に全部覆い隠されちゃうというか、本当はもうちょっと変えたほうがいいものがその国の個性なんだみたいな感じで言われちゃう面がやっぱり強すぎたんじゃないかなと思いますので、そういう意味では憲法の最高法規性という言葉も、考え方ももう少し緩やかに考えないと。今までの通り憲法がこう上にそびえ立っているという考え方はあまりこれからの問題を解決していくときにはあまり役に立たないんじゃないかなとそういう風に思いますね。』

Comments are disabled for this video.
When autoplay is enabled, a suggested video will automatically play next.

Up next


to add this to Watch Later

Add to

Loading playlists...