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【童話】『白ハムチロと右手』-前編-

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Uploaded by on Feb 7, 2009

あるところに白ハムが1匹いた。
名前はチロ、理由は色が白いから。
そして、チロには右手の先がない。
小さいときに、ママハムに噛まれてしまっていた。
そんなチロをかわいそうだと思い、今の飼い主が里子に連れてきたのだった。

ある晩、チロが寝ていると目の前に明るい光が現れて、煙がモクモクと立ちこめてきた。
そして、誰かが自分の名前を呼んでいるのに気がついた。

「チロー、チロよ。起きるのじゃ!」
「・・・。」
「早く起きるのじゃ!」

チロは、眠い眼をこすりながらその声のするほうを見た。

「だっ、だれでちか。」
「やっと起きよったか。ワシは、ハムスター界の王ハムキングじゃ。」
「ハムキング?聞いたことないでちねぇ。ムシキングなら知っているでち。」
「だれが、ムシキングじゃ!!」

そこには、白髪のヒゲを生やし、頭には王冠のようなものをかぶったシロハムが立ってた。

「おじちゃん、偉そうでちね。」
「コラ! おじちゃんではない。王様と呼べ。」

さすがのハムキングも、チロにはたじたじのようだ。

「ところでチロよ、今、お前は幸せに暮らしているのか?」
「そうでちねー。今のご主人様は、チロにいっぱい食べ物をくれるし、かんでも怒ったりしないでち。」
「何? お前は、飼い主を噛んだりしてるのか!」
「いけないでちか?」
「ああ、なんてことだ。我々ハムスターが人間の世界で生きていくのに、決してやってはいけないことなのじゃ。」
「フーン。じゃあ、あんまりかまないようにするでち。」

チロは、ちょっと不機嫌そうな顔をした。

「さて、今日こうやってお前に会いに来たのには理由があるのじゃ。」
「なんでちか王様。おいしいものでも持ってきてくれたでちか?」
「オッホン!いいか、よく聞け。今からお前の望みを1つだけ叶えてやろうと思う。」
「フーン、なんでもいいのでちか?」

チロは、いきなり言われて頭の中で回し車がクルクル回っていた。

「たしかお前は、右手がないそうじゃの。」
「うん。でも、もうだいぶなれてきたでち。」

チロの右手は、以前のような傷口の皮膚が薄く、血がにじんでいるようなことはなくなっていた。

「でも、やはりそのままじゃ不便じゃろ。わしがその右手を元に戻してやろう。」
「うーん。」

チロは、何か考えているようだった。

「なんじゃ、うれしくないのか?」
「王様ー、ちがうことでもいいでちか?」
「うん?何か他にあるとでも言うのか。」

チロは、王様のところへ言って、耳元でささやいた。

「ほっほー、面白いことを考えたものじゃ。でもチロよ、あとで後悔せんようになっ。」
「わかったでち。だいじょうぶでち。」

チロは、喜んで眠りについたのだった・・・。

---後編へつづく・・・。---
http://www.youtube.com/watch?v=O7PVMyZ2iF4

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  • 私のハムスターo(^▽^)o Wウソです(^O^)/

  • あたらしいハムかったんですか?

    モデルさんの次の

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