40代後半のルジャがベオグラードからスイスへ移り住んだのは25年前。以来結婚もせず働きどおしに働いて、鉄道会社の社員食堂支配人に登りつめた辣腕である。彼女のもとで働く昔からの同僚ミラのように、いつか故郷のクロアチアで家を買うことを夢見る者もいる。けれどもルジャはちがう。彼女の目的はより良い生活のため、しっかり金を貯め込むことだ。そんなルジャの前にサラエボからやってきた少女アンがあらわれる。ボスニア戦争にまつわる不幸な過去があるものの、勤勉なアンはわかく美しく誰に対しても優しい。ルジャは当初、そのまじめさを評価してアンを雇うが、いつしかこの少女のうちにスイスへやってきた当時の自身の姿を認め、姉のように世話を焼きはじめる。住まいも定めず夜毎うかれて遊びまわるアンに対し、ルジャはとうとう先輩の立場から説教してしまう。だが、磊落そうにみえるアンも、じつは不安におびえて生きていた。生命にかかわる重い病に苦しめられていたのである。
詳しくは、HPをご覧下さい:
http://www.oeff.jp/1046-Das-Fraulein.html
Link to this comment:
All Comments (0)