http://www.kurumabatake.com
後期型(S54A-3型)の昭和42年式プリンススカイライン2000GT-A。合併過渡期の車両で、プリンスとニッサンの双方のプレート類(車検証車名はプリンス)が混在している。ご存知の通り、大型のグロリアのアッパーグレードに搭載された2リッター直6OHCヘッドの高性能なG7型エンジンを軽量なスカイラインにエンジンルームをストレッチしてまで搭載。レースベースとして誕生したに相応しい出色の高性能を誇った。取説の巻頭に「1500デラックスのボディー&シャシに高性能6気筒エンジンを搭載した世界水準のトップレベルを行くスポーツセダンでございます」とあり、購入者に対してのメーカーの自信の程が伺われる。シングルキャブのGT-A用105PSのG7エンジンは、チョーク一発で目覚め、程なくして安定した静かなアイドリングを開始する。カチリと決まるシンクロ付きミッションと決して重くないイージーフィールのクラッチを操作して走りだす。吹け上がりも鋭くスムースでバイブレーションが少ない。シングルキャブ仕様といえど中回転からよりレスポンスは鋭くなり、パワーの盛り上がりを感じさせるのはさすが。ピークパワーだけでなく低回転でのしなやかなトルクの粘りは上質な扱いやすさに満ちていて疲労の少ない快適なドライブに大きく貢献している。G7がグロリアでデビューしたのは約48年前の1963年。エンジンに対して車重が軽いのも良好なフィールの要因となっている事を差し引いても、現在の交通の流れにも軽々と対応するこのエンジンの基本設計の秀逸さは驚異的。サーボの効きまくった最新ブレーキの制動キャパシティーとは比べるべくもないが、制動開始から停止直前までスムースで安定した制動フィールにフロントディスクブレーキ採用の恩恵は十分に感じ取れる。リサキュレーティングボール式のふわりとしたステアリングフィールにはラック&ピニオンステア世代には「慣れ」に多少時間は要するかも知れないけれど、基本的に直進性は良好で前輪独立懸架&スタビライザー付きの足まわりは(タイヤの接地キャパシティーを超えない限り)ドライバーの予測範囲内の安定した旋回を可能にしている。オーバードライブ4速での巡航は当時のスポーツカーとしては比較的ハイギヤな設定と思われ、むやみに高回転を多用する必要は無い。当時は最高速や加速データが販売面で大きなアドバンテージとなったと考えられるが、実際のロングドライブでも乗り心地を含め無理なくこなすツーリングカーの要素を大切にしてる。高い技術性能を可能な限りドライバーやパッセンジャーに還元しようとしたプリンス自動車の良心。例えレーシングポルシェと好勝負を演じた伝説の64年日本グランプリでのドラマを知らなくても、純粋に車を楽しめる・・・プリンススカイライン2000GT-A。
GT-Aもそれなりの音を出してたんだな。
kaikengonta 1 week ago
Awesome!
bored1980 2 months ago
2 liter straight 6. I bet it runs very smoothly.
vagrantr 4 months ago