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「ヨード欠乏症」とは、慢性的なヨード摂取不足により甲状腺が機能不全を起こす病気です。のどのあたりにこぶのような腫れ物ができる「甲状腺腫」と、甲状腺ホルモンの分泌不全で心身の障害をきたす「クレチン症」の2種類の症状が主に見られます。これらを総称してヨード欠乏症といい、世界的にはIDD( Iodine Deficiency Disorders)のことばで使われています。
ヨードは海藻類に多く含まれます。海藻を日常的に食する日本ではこの病気はほとんど見られませんが、内陸地帯や山岳地帯では、ユニセフがその対策に乗り出すほど重大な保健問題となっています。自給自足の農村地帯が多く、険しい山々に囲まれた集落の多いネパールでは、特に重症患者が多いことで知られています。
全世界では7億人以上が罹患(りかん)し、リスク人口は16億人とも20億人ともいわれています
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