カナダ カルガリー 世界スプリント・スピードスケート選手権 解説:堀井学
29日まで行われたスピードスケート世界スプリント選手権の女子で、500メートルと1000メートルに世界新記録が誕生した。一方で日本勢は小平奈緒(相沢病院)の総合13位が最高。層が厚くないスプリント種目で、世界トップとの差を痛感させられた格好だ。
500メートルで于静(中国)が女子では史上初めて37秒の壁を突破し、36秒94をマーク。1000メートルはクリスティン・ネスビット(カナダ)が1分12秒68の世界新。ネスビットはシンディー・クラッセン(同)が6年前に出した1分13秒11を大幅に塗り替えた。高速リンクが舞台とはいえ、ネスビットの滑走に日本スケート連盟の今村俊明強化部長は「常識を覆す記録」と驚きを隠せなかった。
今大会は体調不良にも泣いたエースの小平は「頭の中にあるタイムのリミットを、もっと引き上げないといけない。世界はかなり高いレベル」と危機感を募らせる。ソチ五輪まであと2年だが、17歳の高木美帆(北海道・帯広南商高)は「世界のレベルも、(自分の成長ペースと)同じように進んでいる」。差を縮めるのは容易ではない。
欧米勢に加え、総合優勝した于静を含む3人が今大会で7位以内に入った中国勢は今後も大きな脅威になりそうだ。今村強化部長は「(ライバルに)置いていかれないように研究したい」と短距離強化を課題に挙げた。
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