顔認識システム(かおにんしきシステム、Facial Recognition System)は、デジタル画像から人を自動的に識別するためのコンピュータ用アプリケーションである。ライブ画像内の顔と思われる部分を抜き出し、顔面画像データベースと比較することで識別を行う。
一般にセキュリティシステムのために使われ、指紋認証システムや目の虹彩認識システムなどの他の生体認証と対比できる[1]。
技法 [編集]一部の顔認識アルゴリズムは、顔画像から目立つ特徴を抽出することで識別する。例えば、顔のパーツの相対位置や大きさ、目や鼻やほお骨やあごの形を特徴として利用する。そのような特徴を使い、一致する特徴のある画像を検索する[2]。別のアルゴリズムでは多数の顔画像から標準化したデータを作り、個々の顔画像はその標準データとの差分だけに圧縮し、顔認識に必要なデータだけを残す。対象画像はそのような顔データと比較する[3]。初期の成功した顔認識システムの1つは[4]、一連の圧縮された顔データを使い、顕著な顔の特徴のセットを使ったテンプレートマッチング技法に基づくものだった[5]。
認識アルゴリズムは大まかに2種類に分類でき、見た目の特徴を直接幾何学的に比較する方法と、画像を統計的に数値化してその数値をテンプレートと比較する方法がある。
主な顔認識アルゴリズムとしては、主成分分析を使った固有顔、線形判別分析、弾性バンチグラフマッチング、隠れマルコフモデル、ニューロン動機づけによるダイナミックリンク照合などがある。
三次元顔認識 [編集]最近の新たなトレンドとして、見えない部分も考慮した正確さを達成しようとする三次元顔認識がある。この技法では3次元センサを使って顔の立体的情報を取得する。そこから眼窩、鼻、あごの輪郭などの際立った特徴を抽出して使う[6]。
三次元顔認識の利点は、他の技法に比べて画像の明るさに左右されにくい点である。また、様々な角度のからの顔画像であっても認識できる[2][6]。
三次元顔認識も表情の変化には弱い。イスラエル工科大学では表情の変化を等長写像として捉える技法を研究している[7]。
皮膚の肌理の分析 [編集]最近では皮膚の見た目の詳細を顔認識に応用するという傾向がある。画像からしわやしみを特定して数値化するものである[2]。これを Skin texture analysis と呼び、顔認識に利用した場合従来の20%から25%認識率が向上したという報告もある[2][6]。
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