幹線道路から少し入った静かな分譲地に建つ住まい。
敷地を初めて見に伺った時田畑は残っているものの、殺伐とした印象が強くここに外構も含めたオアシスの様な住宅をつくりたいと思いました。
全面道路に面して2台分の駐車スペースを設け建物の軒高を抑え、オープンなアプローチには「山もみじ」を植えました。
床はコンクリートの洗い出しで、建物との際は玉石を敷き詰め建物との調和を図っています。
軒の出は1.2m以上あり、突然の雨の中雨宿りをしてくれる人がいればいいなあと思います。
南側には川を挟んで細い道があるため杉板塀と植栽を設け、道行く人の視線をやわらかく遮り居間の延長としてデッキと連続した外部空間をつくっています。
構造は木造軸組み構造でJパネル(杉3層クロスパネル)を各階床・屋根面全面に張って、水平剛性と断熱性を高めています。
またJパネルはそのまま天井仕上になっています。
Jパネルによる1.2m(0・9m)出した屋根は外壁を風雨から守り、夏の日差しを遮り洋風住宅が多い中にあって存在感を示しています。
1階内部は大きな居間・食堂を中心として各室が連続したオープンな構成になっています。
2階はプライベートな空間で納戸をはじめ小屋裏を利用した収納が多めに用意されています。
1階にある中庭は乳白のアクリル板を通して夜は道に灯りをこぼしプライバシーを確保しながら光と風を取り込みます。
観葉植物とヤブランが植えられた中庭は浴室の窓と廊下から見る事が出来、毎日の生活に潤いをもたらしてくれるでしょう。
内部建具は引き戸を中心に生活のシーンに応じ開いたり閉じたりする事が出来ます。
光・風・季節を感じることが出来るでしょう。
仕上は塗り壁と構造材・Jパネルを表しにしたシンプルで木の質感を感じる空間です。
■news設計室■代表:丸山和男
長野県松本市・安曇野市の建築設計事務所
(一級建築士事務所・建築家)
HP:http://www.news-a.jp/
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