毎日の暮らしの中で消費される膨大な量の食品たち。肉であれ野菜であれ、われわれはそれらがどこでどうやって作られているか、おぼろげには知っている。しかし、個々の食物が生産される現場の光景となると、実際に目にする機会はごく稀なのではないか。この映画の製作者は、このようないわば隠された領域にカメラを持ちこみ、コメントも音楽もくわえずに、そこで行われていることをありのままに映し出す。その意味で、これは「食」をテーマに製作されたドキュメンタリーであり、私たちは映画をつうじ徹底的な機械化と自動化のもとで管理された「食」の現実と向き合うことだろう。実際、映し出される映像の凄みに圧倒され目を背けたくなる場面もある。機械を生産する工場と比べても、食物が生み出される場所の何と非人間的で殺伐としていることか。けれども、こうした荒涼とした風景にすら、ときに予想外の美しさを発見し驚かされるのであり、本作はこの点において完成した映像作品にもなっている。
詳しくは、HPをご覧下さい:
http://www.oeff.jp/1050-Unser-taglich-Brot.html
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