Overall Projectは、町の巨大な喪失物を、市民から集めた古着を解体し、市民が協働してパッチワークで再建するアートプロジェクト。これまでに、フランスや日本の各地で実施されてきた。形見としての服が故人の存在感を強く示すことがあるのとは逆の順序で、モチーフの記憶に新たな装いを与えてゆく。制作過程では、町の成り立ちの再考と市民相互の対話が促され、町に新たな景観を生み出す体験を共有する。
ナイロビでは、20世紀初頭にケニアの鉄道上を走行していた蒸気機関車を再建。ナイロビという町は、19世紀末の鉄道建設を機に誕生し、蒸気機関車の往来とともに発展してきたが、動力源がディーゼルや電気へと移り変わるとともに蒸気機関車は衰退した。ナイロビ郊外の各地区で仮設のアトリエを公開し、近隣の住民や労働者、子どもたちがふらりとやってきては遊びがてらにパッチワーク作りに参加する。完成した巨大なパッチワークは集団で着用し、ケニア国鉄の線路上を行進した。
ワークショップ実施期間:2010年1月1日(金)〜12日(火)
ドキュメント展示・トーク・上映会実施期間:2010年1月13日(水)〜19日(火)
主催:西尾工作所ナイロビ支部
助成:財団法人朝日新聞文化財団
協賛:株式会社HRインスティテュート、株式会社いちまるよん
後援:国際交流基金、日本学術振興会ナイロビ研究連絡センター
協力:Kenya Railways、Rift Valley Railways、世界銀行東京開発ラーニングセンター/情報センター(PIC東京)、Nairobi Arts Trust/ Centre for Contemporary Art of East Africa、在ケニア日本国大使館広報文化センター
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