東日本大震災により甚大な被害を受けた福島県いわき市。震災発生から約10カ月、復興が進む同市の代表的な観光エリアを訪れた。
市東方の海岸沿いにそびえる美しい白亜の灯台「塩屋崎灯台」。故美空ひばりさんの歌「みだれ髪」の舞台になったことから、ふもとには歌碑とひばりさんの遺影碑が建つ。地震後の大津波による被害はなく、今もひばりさんのメロディーが流れている。
海岸線を南下すると、環境水族館「アクアマリンふくしま」の特徴的なガラスドームの外観が姿を現す。震災に伴う停電によって全生物の9割を失ったが、展示生物の寄贈など全国の水族館からの協力もあり、震災から4カ月後に再オープン。ゴマフアザラシ「くらら」が避難先の水族館で生んだ子ども「きぼう」の愛くるしい姿を見ることができる。
アクアマリンと目と鼻の先にある観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」も大津波で1階がすべて浸かるなどの被害を受けた。現在はリニューアルされ、小名浜港で水揚げされた魚介類を扱うレストランや鮮魚店が集まり、威勢のいい声が響いている。
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