◇山代温泉の新総湯の工事現場にて、かつては広大な敷地を所有していた「薬王院温泉寺」境内にある「スダジイ」の根元ギリギリまで斜面を削り取って工事していることに薬王院温泉寺の住職である堀井康子さんが抗議している様子をデジカメの動画モードで撮影。
もともと崩れやすい崖っぷちに生える巨木は自らの重量によって地下茎による強度が失われて崖ごと崩落すると大事故になるのみならず、一度倒れてしまうと元に戻すことはできません。
その後、薬王院と加賀市役所との話し合いにより、事故が起こった場合の一切の責任は加賀市役所が負うとのことで確約書にサインして問題は解決しました。
現在はコンクリートの擁壁(ようへき)工事によって、安心してお風呂にはいることができるようになっています。
(平成21年5月19日撮影)
◇ワンポイント豆知識
なぜ、「薬王院温泉寺」には菊の御紋章があるのでしょう?
▽「菊花紋章」とは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%8A%E8%8A%B1%E7%B4%8B%E7%AB%A0
▽「花山法皇」とは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E5%B1%B1%E6%B3%95%E7%9A%87
▽「勅願寺」とは何?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%85%E9%A1%98%E5%AF%BA
薬王院温泉寺の堀井隆俊住職の談によると、「薬王院に(このような場合に抗議する立場である)檀家がないのは歴史的な経緯として花山法王が薬王院温泉寺に約一万石の所領を与えたことから十分な収入があったからであり、その後前田の殿様が湯治の風呂を作らせるために湯の曲輪十八件の旅館に薬王院の所領を没収して与えたことなどにより(明治には陸軍病院に提供)、現在は薬王院温泉寺の境内は小さくなってしまった。」とのこと。山代温泉の地元に根付いた古い歴史については花山法王勅願寺「薬王院温泉寺」に注目する必要があります。
「いにしえの 人も守り来し日の本の 森の栄えを共に願はむ」
(平成三年 今上陛下)
▽山代温泉まちづくり推進協議会発行
広報やましろ連載
「山代陸軍病院史」
http://www.hatakenaka.info/riku.pdf
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