白い指 2009年10月9日 Cafe Dolce Vita
ここじゃないどこかでいつか 生まれ変われたなら
必ず君とって そんな夢見ていた
黒いヴェールの下 のぞく白い指先
その指は細く はかなかった
口に出せない任務を帯びて 帰ることも望まない
僕たちは旅に出た
僕を見つめて はにかむ笑顔
ふたり いつも一緒にいた
こんな時代じゃなければ 別な世界で会えてれば
君の白い指先を 離さずにいられた
何が正しいのか 大義なのか 分からない
ただアミールの 命ずるままに
「この子たちを盾にしないで 私達の目的を汚さないで」
そう言った君の体に巻かれたベルト
だれかがスイッチを押したのさ
その時から僕の時間は止まったまま
飛び散った肉片と 廊下を流れる血が
音もなく 僕の瞳に映ってる
こんな時代じゃなければ 別な世界で会えてれば
そんな夢見たって仕方ないさ 君はもう いない
うなだれる白い指 かぼそい首を垂れ
君はまるで眠ってるようだね
黒いヴェールの下 のぞく白い指先
作詞メモ:
2004年9月の北オセチア学校占拠事件をモチーフにした歌。
ゲリラのメンバーの女性が、作戦に異議を申し立てたところ、
学校の廊下で見せしめのために粛清された(殺された)という実話に基づいて書きました。
その女性を愛していた男性(ゲリラ)がいたという設定で、架空の男性の視点から作詞しています。
(※アミール=司令官の意味のロシア語。
※ベルト=爆発物を腹に巻くための自爆ベルト)
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