炭掘る仲間-三池炭鉱労組の歌-
Amis qui creusent du charbon -La chanson du Miike charbon mine syndicat
歌:初音ミク_vivid (Vocaloid Hatsune Miku_vivid)
※「歌詞の割り付けが実際の歌と違っている」との御指摘を受け、某さんから実際に三池労組の方々が歌っている肉声の録音を送付して頂き、歌詞割り付けと修正を行いました。歌い継がれているうちに楽譜と少し異なった歌い方になっている部分もありました。
三池炭鉱労組の歌は何曲かあるようですが、この曲は、「炭掘る仲間」は、三池労組が1956年(昭和31年)、三池炭鉱で働く仲間たちから公募し、専門家が推敲の上誕生した、三池炭鉱労働 組合の組合歌です。三池労組だけにとどまらず、後の"三池闘争"を媒介して「炭掘る仲間」は、全国に広がった歌だそうです。
【作詞】三池炭鉱労組
【作曲】小林秀雄
1.みんな仲間だ 炭掘る仲間
ロープ のびきる まおろし切羽
未来の壁に たくましく
この つるはしを 打ち込もう
2.みんな仲間だ 炭掘る仲間
たたかいすすめた おれたちの
闇を貫く 歌声が
おい 聞こえるぞ 地底から
3.みんな仲間だ 炭掘る仲間
つらい時には 手をとりあおう
家族ぐるみの あと押しが
明るいあしたを 呼んでいる
4.みんな仲間だ 働く仲間
煙る三池の たてよこ結ぶ
旗に平和と 幸せを
三池炭鉱労働者 三池炭鉱労働者
昭和35年3月29日福岡県大牟田市で三井鉱山の合理化案に猛反対していた三井炭鉱労働組合連合会・三池炭鉱(三川、四山、宮浦の三鉱)労組(以下便宜上、第一組合とする)と会社側が組織した三井新労組(以下便宜上、第二組合という)が全面衝突した。同日午後4時30分頃、四山鉱山正門前でピケ中の第一組合員の久保清さん(当時32歳)が第二組合に混じっていた暴力団の組員に短刀で刺されて死亡。組員は同日逮捕された。
事態は一企業の労組問題から炭鉱業界全体の問題として発展。一方、福岡地裁は会社側が申請していた三川鉱のホッパー(石炭の出荷までのタンク)やその他の施設に対しての妨害排除、立ち入り禁止の仮処分を決定した。7月7日、闘争のシンボルとなったホッパーで長期ピケを張る第一組合と第二組合が再び衝突。300人以上の負傷者がでた。総評は大牟田市で10万人集会を開催し、支援するため大牟田市に続々と入ってきた全学連やオルグ団が第一組合に合流。1万人がホッパー前でピケを張った。
この事態に労働大臣(当時)が調停に入るなど様々な施策提案をしながらようやく収束の方向が見えてきた。中でも「離職者の完全失業対策」などの条件が労組側に受け入れられて、両者が生産協定に調印したのが10月29日だった。だが、第一組合が全面ストを解除して就労したのは12月1日。1月25日のストライキ開始から実に282日間に及ぶ争議に終止符を打った。
三池炭鉱三川坑では1963年11月9日に炭じん爆発が発生した(三井三池三川炭鉱炭じん爆発)。この爆発事故は458人の死者と一酸化炭素中毒患者839人を出す戦後最悪のものとなった。炭じん爆発とは石炭の採掘の際に発生する石炭のちりが坑内に充満している時に、何らかの原因(この場合はトロッコの脱線)で火花などが発生して爆発することである。防止策としては坑内の掃除や散水で十分であったが、それすら行なわれていなかった。そのため三池闘争に敗北した組合の弱体化による労働環境悪化や会社の安全管理サボタージュが原因として指摘された。
※大牟田市や三池炭鉱の各種資料の取材や猟集は、某さんの骨折りに拠ります。御礼申し上げます。
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