豊田本宿-動画で覚える囃子①「屋台囃子」の締め太鼓にコバチを入れてゆっくりと演奏して説明しています。
(①の続き)
【参考】
・即興について(笛、鉦、大胴)
豊田本宿(に限らず多く)の囃子は、即興を用いる音楽です。
具体的には、笛、鉦、大胴などの1人で担当する楽器に多くの部分で即興演奏が許されています。
ただし、大胴は、締め太鼓とあわせて曲のベースを構成している場合が多いので、当然それを考慮した範囲内での即興演奏になります。
導き(曲の変更等のなんらか意図をもった合図)を行う笛(演奏形態によって他の楽器も導きをします。神楽では大胴の場合が多い)も、その制約のある中での自由演奏となります。
鉦は、基本的には、上述のベース構成にも導きにも関わらないので、ほぼ完全に即興演奏が許されてるいるのです。
初心者は、いきなり即興で演奏しましょうと言われても困ってしまうので、笛や太鼓について、ベース構成と導きを意識した基礎的な譜を教わるとよいでしょう。
そのためにこの動画を見てください。なお、この動画は、豊田本宿で小学生に教える場合のものをそのままアップしたものです。
これが出来るようになると囃子のスタート地点にたったことになります。
これらの楽器は、実際の演奏においては、即興で行われるので、動画のまま演奏すると初心者丸出しになってしまうので注意してください。
即興演奏は演奏者の個性が強くでるので、遠くにいても今誰が大胴を叩いているのか、誰が笛を吹いているのかがわかるようになったりして面白いところです。
同じ演奏者でも途中途中で曲の雰囲気を変えたりする事で、祭に来ている人たちを楽しませ、また、自分自身も楽しむということが出来ます。
・即興について(締め太鼓)
締め太鼓は、二人で演奏をし、しかも、曲のベースを構成をするので即興での演奏機会はほとんどありません。
曲の最初に演奏する「ぶっこみ」等を一人で自由に演奏する機会がある程度です。
即興演奏を組み込むのは上のような特別な部分に限られてきますが、予め二人ともが同じように演奏することを示し合わせて置くことにより、編曲という形で即興演奏に準ずることが可能になります。この場合、二人の手が合っていれば、とても効果的なものになりますが、そうでなければ、しないほうがよかったということになります。
・即興について(コバチは即興の鍵)
即興演奏には、コバチの習得が効果的です。
コバチは、片方の手で複数回打つ技術で、ハイテンポでの演奏の中で、腕を思い切り上げて強くうったり、小さく細かく打ったりを自由自在にする場合にほぼ必須になってきます。
②「屋台囃子(遅くコバチ)」では、①「屋台囃子」の締め太鼓にコバチを入れてゆっくりと演奏して説明しています。
③「屋台囃子(コバチ)」では②「屋台囃子(遅くコバチ)」を普通の速さで演奏しています。こちらは、大胴もコバチを入れて即興演奏しています。
豊田本宿では②、③で説明しているコバチを入れての屋台囃子の演奏を公式なものとしてよくします。これは上の「即興について(締め太鼓)」でいう、締め太鼓二人の手を合わせる意味が含まれていると考えられます。
(③に続く)
http://jp.youtube.com/watch?v=DSp69vC-SCM
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