生涯地方(現在の米原市大野木)にありながら、中央の研究者にも認められる研究・調査活動と文化財の保存・普及活動を続けた中川泉三が、郡志や町志編さんのために収集した諸資料や執筆原稿、遺品、関係資料などは、泉三の書斎兼書庫であった「章斎文庫」に、現在も大切に保管されています。
これらの資料はこれまで、地元以外で大々的に公開されることがありませんでした。本展は、章斎文庫所蔵の泉三関係資料を中心に、泉三の業績を紹介する初めての展覧会です。また、県内5館が共同のテーマで一つの展覧会を構成するというあり方も、注目される手法です。
愛荘町立歴史文化博物館では、中川泉三の『近江愛智郡志』の編纂にスポットをあて、その契機となった「花の木」との接点や、独自の調査方法、そして郡志の刊行が与えた影響について、中川泉三が残した資料(章斎文庫所蔵資料)を中心に展示します。
そのほか東近江市湖東歴史民俗資料館所蔵資料、旧愛知郡役所保管文書などの資料を展示し、愛知郡の地誌について理解を深める機会を提供いたします。
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