Debussy Arabesq No1 ドビュッシー アラベスク 第1番 ホ長調

Loading...

Sign in or sign up now!
Alert icon
Upgrade to the latest Flash Player for improved playback performance. Upgrade now or more info.
51,504
Loading...
Alert icon
Sign in or sign up now!
Alert icon

Uploaded by on Oct 10, 2009

ドビュッシーは1884年にローマ大賞を得てイタリアに留学します。1887年に帰国しますが、この後すぐに書かれたのが、ピアノ曲の「2つのアラベスク」で、この曲はそ­の第1番です。初期のドビュッシーのピアノ作品中では「月の光」と並んで最も有名な曲ですが、その後にに出現するような、いわゆる「印象主義的な」個性的イディオムは用い­られていません。その頃人気のあったマスネーなどと変わらない味わいです。

ただ、「アラベスク」と云う題名の付け方に、当時最先端であったアール・ヌーヴォーの影響が感じられ、興味深い点があります。アール・ヌーヴォーは仏語で「新しい芸術」の­意味で、英語ではモダン・スタイル、独語ではユーゲント・シュティルなどと云われますが、基本的には美術上の様式で、大変に「装飾性」を重んじます。この《装飾性の重視》­には、それまで「人間の視点」を中心に画面を構成してきたヨーロッパ近代芸術の伝統からの脱却、或いはその超克への意図が込められている訳です。

「アラベスク」はそのまま訳すと「アラビア風」ですが、このようなコンテクストでは「アラビア美術に見られるような《装飾性》」を意味します。従って、この題名「アラベス­ク」は決して《アラビア音楽風》と云う意味ではなく、「音で綴った装飾模様」と云うような意味を、当時の流行であったアール・ヌーヴォー趣味で命名したと考えるのが正しい­と思います。ここにドビュッシーが持っていた基本的な感性の方向が示されている、と考えられます。「2つのアラベスク」はサウンドそのものの古くささとは裏腹に、《反近代­》を掲げて《現代への窓を開けた》ドビュッシーの出発点として、相応しい題名を携えているわけです。

なお、私たちは風呂敷の唐草模様をサラセン模様と呼びますが、これも云ってみればアラビア風の装飾を意味します。あの風呂敷がアール・ヌーヴォー?といささか奇異な感がし­ないでもありませんが、私たちが非ヨーロッパ文化圏に存在することの証でもありましょう。

Category:

Howto & Style

Tags:

License:

Standard YouTube License

Link to this comment:

Share to:

Top Comments

  • とてもきれいな曲ですね。

  • この曲は僕の中で最も美しい曲としています。

see all

All Comments (5)

Sign In or Sign Up now to post a comment!
  • 数年前に化粧水のCMで使われていて、すごく印象に残っています

    

  • 流れるような旋律・・・。

  • この曲は私の一番好きな曲です(^_^)/

Loading...

Alert icon
0 / 00Unsaved Playlist Return to active list
    1. Your queue is empty. Add videos to your queue using this button:
      or sign in to load a different list.
    Loading...Loading...Saving...
    • Clear all videos from this list
    • Learn more