もりの はしに、いけ。そこには みずくさが うざったくて、
まぶだちの こざかなと おたまじゃくしが ごいっしょ。
あるあさ、おたまじゃくしは ひとばんで ちいさな にほんの あしが はえたのを はっけん。「どうよ。」おたまじゃくしはとくいげ。「もう、ほとんど かえるってかんじ?」「しんじらんない。」と こざかな。「そんなのありかよ。きのうのばん まで おれと さかなやってたくせに。」
さんざ とうろんのすえ、「かえるはかえる、さかなはさかな、これ ていせつ。」おたまじゃくしがいいきった。
しゅう が すすんで、おたまは ちいさなまえあしを はやらかし、おっぽもどんどん ちいさくなった。
あるひとうとう、ものほんの かえるになっちゃって、みずから あがって、
くさのはえる どてに おりたつ。
こざかなも でかくなって、すっかり さかなに しあがる。そんなことより、1よ、ちょいときいてくれよつあしやろうは どこへ きえちまったんだろうな。けれど、かえる かえらず とき すぎるのみ。
あるひ ごきげんな どぼんが みずくさゆらし、かわず とびこむ みずのおと。「おみかぎりじゃない?」(笑)さかな わくわく。「せかいを あちこち とびまわりまくり。」と、かえる。「もうね、やばすぎ。」「まじかよ?」さかなが しつもん。「とり。」かえるが もったいつける。「とり!」そして かえるが さかなに かたる とりの うんちく。いわく、つばさと にほんあしと てんこもりの いろ。かえるの はなしをきいて、さかなのこころのなかを はばたく とりは おおきくて はねのはえたさかな。「それから?」せかす さかな。
「めうし。」かえるが のたまう。「めうし!よつあし、つの あり、くさ くって、みるくのはいった ばっぐつき。」「あとにんげん。」「おとこに おんなに がき。」ゆうやみ どっぷりに なるまで ふたりは いけで がっつり はなしこんだ。
でも、さかなの あたまは ひかりと いろと みょうちきりんなやろうどものすがたで ぎんぎんで、ねむるなんてできやしねえ。かえるのように とびはねて ふしぎな せかいを みたくてみたくて。
そして ひびはすぎ、かえるは いっちまい、さかなは そらとぶ とり、くさくう めうし、そして、にんげんとかいう、ふくきた きてれつな けだものをゆめみて いけに のこされたまま。
あるひ さかなは ついに けついした。なにがおきても みてやるう。
で、ちからいっぱい おびれで ぶちかまして、どてを めざして みずから はねあがった。さかなは かわいた あたたかな くさじに ちゃくりく。いきがとまり みうごきできず、たおれて くちをぱくぱくする さかな。「やっちまった。」かのなくような こえで うめいた。
みつけたのは かえる。ちかくで ちょうを なんぱしてた。おめでてえな。
ぜんしんの ちからをこめて さかなを いけに おしもどしてくれた。
さかな まだ くらくらしてて ちょっち すいめんにぷかっちまったが、
やがて しんこきゅう、ひんやりと さわやかなみずが えらに はいってきた。ふたたび みがるになり、おびれひとつで じゅうおうむじん およぎの めいじんが ふっかつ。
いけでは、みずくさ とおして とどく ひざしが、ひかりかがやくいろの ぱっちを おしゃれに きりかえている。
「なんでえ、ここが いちばんじゃん。」さかな すいれんの はのうえで みつめる かえるに にっこり(^。^)「あんたが池てた。」「さかな上等、うおっす。」
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