阿呆漢 誰にも理解されず 自分こそこの世界の救世主
であると思い続ける男 この男名を阿呆漢という
阿呆漢 橋の下でひとり この世界に向けて念仏を唱う
男はいつも笑われていた 誰に?他ならぬこの世界に!
男はある日人を助けた 川に溺れる子供を助けたのだ
阿呆漢に顔のない人たちが 目一杯賞賛を繰りかえす
阿呆漢この世界の救世主 感謝と拍手の嵐をすり抜け
つぶやく 今まで一度も 理解しようとすらしなかったくせに!
それでも男は今日もひとり 橋の下でただ念仏を唱う
馬鹿みたいにひとりで突っ立って この世界はぼくが救うのだって
世界は真っ赤な夕日の中へ 世界のその先は真っ暗闇
それでも世界は笑い続ける それでも男は信じ続ける
さあ
世界を「カエロ」
世界を「コワセ」
世界を「スクエ」
世界は「 」
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