古代のヨギ達は、この地球上で人類が理想的な人生を送るためには、4つの目的を全うする必要があること、そしてその目的を全うするための礎となる道筋を示しました。人生の4つの目的とは、①ダルマ(社会の中で果たすべき義務)、②アーサ(お金)、③カーマ(セックス、欲望)そして④モークシャ(悟り)です。ヨギ達は、私達の人生での最大の目的はモークシャである(これはヨガの教えでもあります)、そう提言しています。モークシャ以外の他の3つの目的は、悟りに向かって、少しずつ段階を踏んで進んで行くための、補助的な役割を果たします。
人生の4つの目的を果たすために、古代のマスター達が提唱した優れたライフスタイル、私達1人1人がこの道筋をたどって行けば、どれ1つ逃すことなく、全ての目的を達成することができるのです。
<学業期> 25才まで。学びの時期。裕福な国々では、一般的に人々は18才くらいから働き始めるため、人生の目的とは何か、といったことを十分に学ぶ時間がとれません。やがて、お金だけはあるけれども、人生において本当に大切なことは何か、という問いに対する明確な思考力、判断力を手に入れていないという結果が訪れます。そのため人々の間で、ひどい落ち込みやストレスが蔓延しているのです。
<家住期> 25才~50才。結婚、子供、仕事そして物質的な満足をも得る時期。しかし、大都市の生活では、人々は多忙であること、あるいは自分はいつまでも自由で、人生を楽しむ様々な選択肢を持っていると信じ、結婚は価値のないことだと考えます。さらにそういった人達は、家族というものにも価値を見出しません。
<林住期> 50才~75才。個々の家族のみならず、社会全体、地球までもが自分の家族である、と思考を発展させ、個人的欲望を満たすためだけでなく、社会全体のために働くべき時期。
<遊行期> 75才~100才。悟りを開くため、仏陀のように聖人のような生活を送る時期。
古代インドでは、多くの人々が、王たちさえもがこの道筋に従って生きてきました。そして今日でも多くの人々が同じ道を歩き続けています。
バランスのとれた社会、バランスのとれた個人生活の実現には、この道筋は決して忘れ去られるべきではありません。なぜなら、この道筋に従って生きていけば、物質的な欲望も楽しみつつ、どれ1つ逃すことなく4つの目的全てを全うすることができるからです。これがこの地球上で、幸福かつ完璧な人生を送るための人生の指針であり、太古から、何千年にも渡って繰り返されてきた経験により確立された生活様式なのです。
精神性を重要視しない社会では、普通の人より多くのものを手にしているにもかかわらず、どれほど人生に不満足で、忍耐力に欠ける人々であふれているか、あなたにもお見えのことでしょう。だからこそ、この太古の叡智が、今日でも、幸福で満たされた人生を送るための大いなる助けになるといえるのです。
古代のヨギ達のアイデアをもっとお知りになりたい方は、アーチャリヤ・アマン著「運命好転の法則」をお読み下さい。
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