雨が降るとかなしくなるのは私が人間だからでしょうか
道端の木の枝にモリアオガエルのたまごが一つ
その下には水がありません 雨が降るのを待っているのです
池のほとりに生まれたならば悩まぬものを
じっと堪えて雨を待つ
雨が降ると虚しくなるのは私の我儘なんでしょうね
水たまりに群れ泳ぐオタマジャクシに言ってみる
雨が降ると楽しそうなのはダルマガエルの子供でしょうか
畦道の草の中蛙の歌う声がするよ
そよ吹く風に流されて雲は彼方へ去って行くのです
人の作った世界の中で小言は言わず
そっと黙って生きてみる
雨が降ると嬉しそうなのは私の気まぐれでしょうか
雨上がりに晴れわたる空を見上げて言ってみる
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