2009年、サナテレビは、かつてはアル・サナベル社のビール工場であったダルエスサラーム清涼飲料水の工場を訪問しました。
詳しくは http://peacetv.jp/
この会社は米軍による占領の被害を受け、労働者は3年間の賃金を受け取っていません。
サナテレビはこの官民共同出資会社の経営者の腐敗を暴き、労働者への支援を訴えます。
冒頭で、広大な工場の中で清涼飲料水(ペプシ)のビンが大量に積まれている場面が映し出されます。
どのビンもほこりをかぶっていて放置されています。
何年間も生産がストップして放置されていることが一目瞭然です。
壁に書いてある「生産部門」というアラビア語がとても空虚な言葉に感じられます。
この工場は元はビールを製造していたのですが、占領後、宗教勢力の影響の強まりの中でソフトドリンクの製造工場に変えられてしまいました。
イスラム圏のイラクでビールなど飲まないのではないか、と思われる人もいると思いますが、イラクは元々政教分離国家であり、飲酒は個人の自由でした。
キリスト教徒もいるし、インタビュアーのサーレフさんも実はビールが大好きです。
しかも、国内のビール製造を打ち切っているのに、輸入ビールが市場にあふれています。
マリキ政権はここでも国内産業を破壊して大量の失業者を生み出しながらグローバル資本に奉仕する姿を露骨に見せています。
しかし工場の労働者の怒りはそこにとどまりません。
ソフトドリンクの製造に変えたのに、ビンは人気のない旧式のままでした。
しかも、バグダッドにいる経営者たちは、製造ラインをバグダッドにあるこの工場から、はるかに離れた北部のクルディスタン地域のスレイマニアに移動させてしまったのです。
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