十三からは宝塚線、京都線と並行しながら梅田へ向かう。発車後すぐに淀川を渡り、左カーブで中津である。神戸線、宝塚線にホームはあるが、京都線にはない。ホームは極端に狭く、列車は速度を落として通過するものの、阪神の春日野道が改良された現在では、日本一恐ろしい駅といっても過言ではない。また、改札口へ抜ける通路や階段も同様の狭さであり、大きなカバンを提げた若者や、深夜に酔っ払いとすれ違う際は注意が必要である。実際、些細なことから口論している客同士の姿を見ることが、間々ある。
中津を出てすぐにJR梅田貨物線と交差すると、宝塚線への渡り線が見える。同様に、宝塚線と京都線は十三の梅田寄りに渡り線がある。よって、神戸線から宝塚線、京都線へ直通する列車は、ここを通って転線する。ちなみに神戸線から京都線へ直通する場合、中津から一旦宝塚線に転線して梅田へ達し、ここからスイッチバックで十三の手前まで走り、京都線へ転線するという仕組みである。
終点・梅田はホーム10面9線の私鉄随一のターミナル駅であるが、阪神梅田と同様、出発と到着する列車の間隔が短いため、駅へ進入する際は、徐行あるいは信号待ちの停車を強いられることが多い。駅は地理的に梅田の中心部からやや外れており、他社線との乗り換えは少々不便である。近年はJR大阪駅近くにヨドバシカメラが出店し、同駅の大規模ビル建設工事が始まるなど、集客に力を入れている。このため現在、阪急も駅ビルの建て替え工事中であり、数年後、梅田の街が大きく変貌することは必至である。
同じ会社線で3線並行は全国でここだけ。
もしかして、世界で唯一かも知れません。
chikyunodonfather 1 year ago