*7月13日のバラード*
7月13日のバラード
まず僕のことを
語らせてくれないか
今宵はとても幸せな夜
わたしはここで歌をうたう
ことが出来る
それがまず
何よりも夢のよう
ギターの弦が切れるまで歌をうたえば
何かきっと変わることを知っている
夜に歌をうたえば
いつか
誰かに届くことを知っている
それによって
メロディーと言葉が
力強く研ぎすまされ
ふたりへ
優しさがわたされることを知っている
僕のまえで
ふたつの小さな物語が今
ひとつになって
輝き始める
それを見てる
ふたりは生まれた時
距離は
上大岡から横浜ぐらいまでしか
離れていなかったのかもしれない
その距離を一歩ずつ一歩ずつ踏みしめて
ふたりは
小学校に入った中学校に入った高校に入った
当たり前のことかもしれない
楽しかったことも嫌なこともあっただろう
想いだせばきりがなくて
でも
一歩ずつそんな短い距離が
近づいていったのは確かなことだった
それは
不思議な魔法のようで
そう
それは不思議な魔法なのだ
ふたりがやっと出会えたのは生まれてから20何年たったある日のことでした
僕のまえで
ふたつの小さな
物語が今
ひとつになって
輝き始める
それを見てる
そしてふたりは夜に話すのでした
言葉は永遠に途切れることを知らないのでした
「何故なんだろう?」ってふたりは疑問に想うこともなく
ふたりの距離はなくなって手を繋いだのでした
その風景をわたしはひとりの夜に想い描いていた
それがどれだけふたりにとって美しく尊いかを
ずっと想いながら
ずっと想いながら
僕のまえで
ふたつの小さな物語が今
ひとつになって
輝き始める
それを見てる
僕のまえで
ふたつの小さな物語が今
ひとつになって
輝き始める
それが綺麗
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