むかし越前の国の山奥に平泉寺(へいせんじ)というお寺があります。武蔵坊弁慶のゆかりの寺でもありますが、ここに当仁坊(とうじんぼう)という力持ちのお坊さんがいました。
寺を我が物にしようとする悪い僧たちは、当仁坊を殺してしまおうと画策しました。
悪い僧たちは当仁坊三国という越前の北西にある海岸につれてゆき、酒で酔わせて、崖からつきおとし、殺しました。
すると今まで晴れていた空が急に暗くなり、嵐となりました。
それ以来毎年4月5日になると海が荒れ激しい東風が吹くようになりました。
以来、荒れ狂う東風をみて人々は「東尋坊」と名づけるようになりました。
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