検見川送信所(千葉市花見川区)の建築的、歴史的な価値を見直そうと活動している市民グループ「検見川送信所を知る会」が2 月23 日夜、千葉市・検見川の検見川公民館で「送信所ナイト」と題するイベントを開催し、市民、専門家、4人の市議ら約50 人が参加した。
検見川送信所は1926 年竣工。東京中央郵便局、大阪中央郵便局を手掛けた逓信省の吉田鉄郎氏が設計。1930 年には、日本初の国際放送を行うなど、日本の通信史のなかで大きな役割を果たした。しかし、通信技術の変化、近隣の宅地化による環境の変化により1979 年に閉局、以後、廃墟状態が続いている。現在は所有権がNTTから千葉市に移り、区画整理事業の中では取り壊しが決まっている。
第2回目となる同会のイベントは、建築史家の倉方俊輔氏が建築史における送信所の価値を語った講演がメーン。同日午後、行われた見学会にも参加し、その姿を初めて見た倉方氏は「予想以上に素晴らしい建物で、感銘を受けた。送信所は吉田建築の変遷を知る上でも重要な建物。しかも、送信所という性格がユニーク。ほかに替えがたい存在だ。外観だけでも素晴らしいが、これは建物である。その活用には現代の知恵が問われている」などと話した。
Link to this comment:
All Comments (0)