置位(おきい)・・・於喜恵(おきえ)
御幣(ごへい)を持って舞うお払いの舞い。
置位(おきい)の舞(まい)
二段の舞(まい)、二人立ち。切袴(きりはかま)・千早(ソバツキとも言う)・たすき・士烏帽子(さむらいえぼし)(立毛笠にてもよし)・白足袋(しらたび)・舞弊(まいへい)・鈴(すず)・扇子(せんす)。
少年二人が舞うもので、右手に鈴、左手に扇子を持ち、腰(こし)に五色(ごしょく)の舞弊(まいへい)二本を差して登場、初段(しょだん)の舞(まい)を舞う。
続く後段(ごだん)の舞は、白張(しらはり)を脱ぎ、黒紋付(くろもんつき)にたすき、緋(あか)の切袴(きりはかま)にて、舞弊(まいへい)を両手に採(と)って舞う。二日目の最初に演じている。
神歌(かみうた)は、
八幡山(やはたやま)
あとたれそめし
注連のうち
猶(なお)万代(よろずよ)と
松風ぞ吹く
神歌(かみうた)〔散米(さんまい)・置位(おきい)〕
振立(ふりた)つる 五十鈴(いすず)の音(おと)に 神(かみ)さびて
人の種(たね)こそ 人の種(たね)なり
千早振(ちはやぶ)る 神代(かみよ)の鏡(かがみ) かけて見よ
神代はいつも 雲らざりけり
〔散米(さんまい)・置位(おきい)を舞いながら、古歌(こか)のいくつかを歌う〕
神楽とは
神の施す呪力ある音楽舞踊。神慮(神の心)を慰める為に神前で奉納する芸能で、神々を地上に招き、来臨を願う為の態(わざ)に発(ほっ)したものである。―― 長畝日向神楽伝承館・資料館 展示パネルより
神楽(かぐら)
宮中の内侍所(ないしどころ)に古くから行われてきた「天の岩戸」(あまのいわと)の故事に由来する楽(がく)と神楽歌(かぐらうた)を伴う舞。
特にこれを御神楽(みかぐら)という。
伊勢神宮(いせじんぐう)などでも行われきたが、民間の神社で奉納されるものは里神楽(さとかぐら)と総称される。
天上の神々は風となって降臨する。
風は、天上界と現界を繋(つな)ぐボルテックス(渦)の橋だ。
吹けよ風、呼べよ嵐
古事記の国生み神話では、最初に男神・伊弉諾(イザナミギ)が左回り、女神・伊弉冉(イザナミ)が右回りで失敗し、その後、男神・伊弉諾(イザナミギ)が右回り、女神・伊弉冉(イザナミ)が左回りで成功。
日本の国はここから生まれたのでした。
日向神楽では常に、男神・伊弉諾(イザナミギ)の右回りで舞います。
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