歩道で人に踏まれたアブラゼミの幼虫を見つけたが、すでに虫の息だった。周囲を探すと、もう一匹這っていたので保護。自宅に連れ帰り、ベランダのシソの茎で羽化する様子を撮った。予想に反し、殻の背中が割れてから、身体全体が殻を抜け出るまで1時間ちょっと。かなり、早かった。映像では4分ほどに時間短縮してある。残念ながら、このセミは羽化不全で、右の前羽がうまく伸びず、縮んだまま乾いてしまった。後日、近所を探すと、羽化の場所まで辿り着いたが、幼虫のまま力尽きて死んでいたり、殻を破って脱出する途中で息絶えている幼虫をたくさん発見した。変態(羽化)とは、正に命がけのイベントであることを痛感した。
とうてい飛行することはできないと思われたが、シソの葉につかまって短い一生を終えることを潔しとしなかったのか、ベランダから離陸して行った。羽化に失敗し、途中で命を落とす個体が少なくない中、ハンディをものともせず、外界で生きることを選んだセミ。力一杯生きてほしいと願わずにはいられなかった。2007年7月26日深夜から、27日早朝にかけて撮影。
コメントありがとうございます! 樹の幹や枝に産みつけられた卵は孵化した後、自力で地上に下りて、地中に潜り込むのだそうです。私はてっきり、セミは地中に産卵するのだとばかり思っていました。地中で何年も過ごした幼虫は、セミになって数週間のうちに子孫を残し、一生を終えます。我々が眼にする姿は、彼らの命の最期の輝きなんですね。
Hauptmann1944 3 years ago
昨日お墓参りに行ったらたくさん蝉の抜け殻を発見しました。
本当に素晴らしいですね。
外に出てからは子孫を残すために飛び立ちますね。
そっとその姿を見ていたいものです。
bannbirin 3 years ago
コメントありがとうございます! お子さんのためにご家族でご覧いただけたなら、セミも本望ではないかと思います。初めて撮影した羽化が結果的に羽化不全だったため、羽化について時間をかけて調べましたが、地上に出た幼虫が羽化前や羽化の途中で絶命したり、羽化不全に終わる例が決して少なくないのだと知りました。自然には強靭さと、繊細さという両極があり、羽化はなんとも微妙なバランスの上に成否がかかっていることを学びました。
Hauptmann1944 3 years ago
可愛すぎます!セミの羽化の様子を子ども達に見せたいな~といつも何年も思っていたのですごく嬉しい。殻に入ったままの幼虫と羽化の脱皮の途中、そして成虫は幾度も見せたけれどこのプロセスは映像でないととてもじゃないけれどずっとは見ていられないですよね。長時間撮影と時間短縮はもちろん、ものすごい高画質でBGMもほのぼのしていて良かったです。このセミもHauptmann1944さんが拾ってシソにつかまらせてくれなければ、誰かに踏んづけられてしまったかも知れない。今頃近所の桜の木にでもつかまってジジジジッと元気よく鳴いているんでしょうね。
ikachanusa 3 years ago