「・・・・毎年膨大な量の放射性廃液がこの真下のパイプを通って海へ捨てられます。これがドラム缶に詰められたら相当の数になりますがドラム缶を船から投棄することは禁止されています」
1993年国際条約によって放射性廃棄物の海洋投棄は全面禁止されました
しかし、それは、あくまで船からの投棄だけです、矛盾しているように思えますが陸上からの排出は未だに合法なのです
ラ・アーグのパイプは毎日400立方メートルの放射性廃液を英仏海峡へと投棄しています
排出されたヨウ素129等の放射性物質の一部が北極圏で検出されています
このパイプはセシウムやコバルト等を排出しており、それが海藻や甲殻類、貝に吸収されて食物連鎖の中に入り込んでいます
「調査していくうちに排水の他にも問題があることが分かりました、それはラ・アーグ再処理工場の排気筒から出ているガスです。・・・・
・・・つまりラ・アーグの廃棄物のせいで常に原子炉の事故が起きているような状態になっているのです、日々放射能漏れが起きている状態と言っていいでしょう」
ラ・アーグ周辺で採取したサンプルを原子力調査機関クリラッドで分析してもらいました
「グリンピースの調査ではラ・アーグ上空で1立方メートルあたり9万ベクレルと言う非常に高い濃度のクリプトンが検出されています。再処理工場で使用済み核燃料を溶かす度に放射性物質が排出されるからです。企業側も最近測定していますがクリプトンはラ・アーグ周辺の村で1立方メートルあたり年間平均千ベクレルと言う値に達しているのです。ラ・アーグ周辺の住民はクリプトンが含まれた放射性の空気を吸っているのです。ラ・アーグは廃棄物の排出規制措置を大幅に免除されています・・・・」
トリチウムやクリプトン85の様な一部の放射性物質を外に出さない為には膨大なコストが掛ります
ラ・アーグ再処理はその殆どを環境へ放出する事を許可されています
許可を出しているのはフランスの原子力安全機関、委員長はアンドレ=クロード・ラコストです
「ラ・アーグの排出量はどの様に決めているのですか?」
「この場合はアレバ社ですが・・・・・」
「使用済み核燃料を処理する際クリプトン85を含むガスが放出されます、このガスは閉じ込められないのでその排出量は施設の稼働時間に比例するのでは?」
「その場合私達は企業側に処理方法の再検討を求めて排出物を外に出さない方法を見つけるよう伝えます。期限を定めてその再検討の結果を提出してもらいます」
「クリプトン85を閉じ込められますか?」
「今は出来ません、企業側にはこのタイプの排出物を減らす様要請しましたが簡単ではありません」
ラ・アーグには独自の検査チームが有り空から落ちてくる放射性物質のサンプルを採取しています
チームのリーダーに取材できましたが施設の広報責任者が付き添ってきました
「施設の排出物が環境を汚染していますか?」
「いいえ、汚染と言うつもりは有りません、測定では・・・通常自然界で浴びる放射線・・所謂・・バックグラウンド放射線と呼ばれる物を検出しています」
「それじゃ何の為に調べているんですか?」
「・・・・・影響は無いと言っているんです・・つまり・・・・・・・説明し直しましょうか」
広報責任者が口を挟みました
・・・・
アレバ社の社員達の困惑が私達には理解できます
再処理工場が放射性物質を排出している事は認めざるをえませんが、それは汚染ではなく存在としか言えないのです
ヨーロッパの放射性物質の80%を排出しているのが使用済み核燃料の再処理工場です
再処理の必要性に異議を唱える人もいます
廃棄物の再処理は本当に必要な事なのでしょうか
アレバ社は核燃料サイクルを閉じた輪として表しています
ここには廃棄物については何も触れていません
アレバ社は透明性を謳っています
六ヶ所再処理にストップを!ガラス固化技術に致命的欠陥
http://www.youtube.com/watch?v=Pj1FLQ0PsVE
国際原子力委員会は何も言わないのかね。。。それにしても酷いなこれは。
sken7 5 months ago