http://www.otani.ac.jp/syakaijin/syakaijin/syougai_g/index.html
近松門左衛門の最高傑作、『心中天網島』は、紙屋治兵衛という、どこにでもいるような商人を主人公に、人間の普遍的な悲しみをうたい上げた、真の悲劇です。真の悲劇である故に、娯楽性を要求される興行ということになると、改作されて上演されるのが普通でした。しかし、原作の完成度は、日本文学史の中でも屈指のものです。その重量感のある、研ぎすまされた悲しくも美しい世界を、御一緒に味わってみたいと思います。
All Comments