チャチャチャ倶楽部の新曲「心ドキドキワクワク初デート〜失恋篇〜「リーリーリスタート〜チャチャチャ倶楽部のテーマ」の2曲のライブ映像です。
ここで歌っている女の子たちは、ごく普通の12人の女の子です。彼女たちの多くは、数ヶ月前までテレビに取り上げられるようなアイドルたちのようなグループを目指して、アイドルのような形でアイドルのような振る舞いをしていたグループに所属していました。初めて自分たちの成果を発表する場所になったのが、伝説のライブハウスのひとつ「渋谷eggman」でした。そのステージには立ったものもいれば立てずにいたものもいました。心の準備も表現の準備も出来ないままに、用意されていると思い込んでレールにのって、初ステージに立ったのでした。それから数日後、方向性の違いを感じて自らそのレールを降りて、もっと自然に自分らしくありたいと思った子たちは、新たな道を探しはじめました。ひとりひとりの子が選んだ場所に、偶然にもそんな想いの子が集まり出して、チャチャチャ倶楽部となりました。平均年齢14.9歳の彼女たちには、アイドルを目指して有名になることと、表現者として、自分の個性を磨いて人に何かを伝える人になることとの区別などもちろんついていない子供たちです。けれども、子供は子供なりに、自我に目覚め、自分探しをして、何かをしたいと思い、何かを伝えたいと思い、一生懸命努力することの意味を社会の中で見つけてゆくものなのだと思います。
「小さきは小さきままに折れたるは折れたるままにコスモスの花咲く」と言ったのは、しいのみ学園(知的障害児通園施設)の創立者で、105歳である現在もしいのみ学園で学長を勤められている曻地(しょうち)三郎さんです。この言葉は、のちに、曻地三郎先生が福岡教育大学の名誉教授時代に生徒であった武田鉄矢さんが後に出演するドラマ3年B組金八先生(小山内美江子脚本)の中で「小さきは小さきままに折れたるは折れたるままに咲くコスモスの花」と引用され教育の本質をその言葉に求めました。全ての子供に、ひとり一人個性があり、その人なりの花の咲かせ方が必ずあるのです。
このチャチャチャ倶楽部の12人は、分からないなりに、それぞれが咲きたい、と感じている未完成ながら素敵な子供たちです。それぞれがバラバラな個性のまま、ステージに飛び出して、人々に勇気や元気をちょっとでも感じてもらえることなら、きっと自分にも出来る、と思って毎日努力を重ねている子どもたちです。能力もまちまちで、くじけてしまう事もよくあるけれど、でもそんな子たちだからこそ、大きな可能性を秘めているように感じます。まだまだ未熟だと知りながら、初舞台から3ヶ月後に、自分たちの力で夢の扉"渋谷egg man"にたどり着いた、記念すべきライブの映像です。未完成ながら、彼女たちの歌や踊りは、何か心を揺さぶる力を感じさせます。グループ最年少12歳の少女が「リーリーリスタート」という曲を歌う決意を話すMCには胸打たれます。
作詞・作曲 児玉結里菜 編曲 西垣哲二
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