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丹波竜とともに、太古の地球を生きていたのか―。篠山市の篠山層群で発見された哺乳類(ほにゅうるい)の化石群に、大きな夢が広がった。進化の謎に迫る世界的大発見のきっかけをつくったのは、国内最大級の恐竜化石「丹波竜」を見つけた丹波市柏原町南多田の非常勤講師、足立洌(きよし)さん(64)だった。二度の快挙に「見つかるはずがないと思っていた化石が見つかった。まだまだ夢は終わりそうにない」と目を輝かせている。
昨年十月末、篠山市内で地上に露出した篠山層群を調べていた時、崩れ落ちた岩盤のすき間から、青く輝く円柱のようなものを見つけた。直径わずか二・五ミリ、長さ六―七ミリ。持ち帰って実体顕微鏡で調べるうちに、ピンセットを持つ右手が震え始めた。「間違いなく脊椎(せきつい)動物の骨だ」
化石はトカゲの手足とみられ、兵庫県立人と自然の博物館(三田市)が本格的に発掘を実施した結果、哺乳類を含む化石群の発見に至った。
「恐竜よりも、小さな生き物にひかれる」。足立さんは、丹波竜の発掘調査時も、二十年以上前から探し続ける生物痕や小動物の化石を追った。「一億数千万年前、恐竜の足元で小さな生物がおびえながら暮らしていた。その証しが残っているのが素晴らしい」と、指先ほどの化石を見ながら笑みを浮かべた。
昨年五月からは、丹波竜の発掘ボランティアが集まり、自身も所属する「篠山層群をしらべる会」の面々とともに月に数回、篠山市内を調査して回る。「次は仲間と一緒に昆虫や微生物の化石を見つけたい」。アマチュア研究者のあくなき好奇心が、世界の研究者らを驚かせ、進化の解明に大きな一石を投じた。
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/tanba-dinosaur/anotherfossil/a_fossil2008061...
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