五穀豊穣を祈る儀式です。神前で向かい合って立った二人、言吹(ごんずい)が「ふくろもちー」と呼び、小餅を入れた袋を持つ袋持が「おーともよ」と答えて、互いに行き違ってその位置を換え、袋持は神前に進んで袋の中の小餅を取り出し、「ひ・ふ・み・よ・ご・と」と数えながら案上に献げ、「萬歳楽」と三度唱えます。言吹は、えびす様、袋持は、大國様を現していると言われます。土地の精霊を鎮め、厄を祓うために、春の始めに大地を踏み、福を招く神に祈る行事と思われます。古くから宮中で行われてきた「踏歌節会」が前身で、現在ではおもに熱田神宮と住吉大社で行われており珍しい神事です。直垂を着用した所役による所作の後、神楽女による「白拍子舞」、「熊野舞」が奉納されます。最後には福を招く餅まきが行われます。
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