New Basicをコンセプトに、さりげないトレンドを発信するNY発のファッションブランド「theory」と、ショウジョノトモによる異色のコラボがDESIGNTIDE TOKYO 2008で実現したのはちょうど一年前。
本映像は日本のアンティークテキスタイルと現代アートの融合をテーマに、ストックホルムのミユージアムで開催されているイベントへの参加オファーの再、DESIGNTIDEでのインスタレーションも放映したいというコーディネーターの同時依頼を受けて彼女が再構築したものだ。
再構築とはいえ実際に彼女の作品をモデルに着せ、駅口内、車中等でゲリラ的撮影を敢行した。
「音のデル服」をベースラインにショウジョノトモの「マリッジトレイン」を表現した作品群は一年経った今でも斬新で色あせない。
彼女の代表的なアートウエアであろう「しりぬぐい男爵」とは一線を画し、ホワイト一色で統一されたベーシックなスタイルだが、そこはショウジョノトモ。
新郎新婦からシェフ、ナース、なんとプレグナントまで登場。
各ウエア個別にペイントを施し、全てが横一列に並ぶと「マリッジトレイン」が出現するという構成になっている。
以前から彼女が興味を持ってやまない「プロレスマスク」のデザインも新鮮だ。
一見、共通性の無いパーツを大胆に融合させてしまうのが、ショウジョノトモワールドであり、誰にもマネのできないコラージュセンスといえるだろう。
前述したが、今回の目玉は「音のデル服」。
衿や袖等、特定の場所に触れると、なんと山手線各駅の発車音が再生される。
この難題をクリアしたのが、フランスのマッドサイエントアーティスト、ステファン・ペリンだ。
ノイズミュージシャンでもある氏とショウジョノトモのコラボは「ペルーチェ・ペルーチェ」に続き二回目。
DESIGNTIDE でのインスタレーションは彼女を代表するパフォーマンスになるだろう。
そんな彼女の世界観を内包した本映像作品の制作は「MY NAME IS ShojonoTomo 」でもタッグを組んだTOOWA Ⅱが撮影、構成、編集、CGの全てを担当。
フラッシュアニメから3D、VJまでこなすマルチ映像アーティストの彼ならではの作りになっている。
ショウジョノトモの世界観を受け止められる、数少ない映像作家の一人だ。
尚、本作は元々TOOWA Ⅱによる意図的なサイレント作品であり、ステファン・ペリンがディレクトした後半のサウンドシステム説明映像とはセパレートになっていたが、両氏の許可の元バックミュージックを挿入し、一部エフェクト効果を施してアップした。
エナメルやファー等、骨の折れるマスクのソーイングは、ストックホルムのイベントの再にも協力を得たEMI TSUYUKIが担当している。
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