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冬、春、夏ときて、小田原地魚シリーズの最後を飾るのは、「秋季篇」となります。
秋深くなる10月から12月。夏の海水温が徐々に下がり始めるとどこからか魚が集まり、春に次いで量、種類ともに獲れる時期となる。
通常の「定置網」は、この時期「アジ」を筆頭にして、「サバ類」や「カマス類」、「ヒコイワシ(カタクチイワシ)」などが中心となるが、他にも非常に多くの魚種が魚市場を賑わせる。
「刺し網」漁は「イセエビ」が徐々に掛からなくなって終りを迎える頃、今度は狙いが「ヒラメ」に代わる。ただし「ヒラメ網」を始められるのが12月(小田原)からとなっており、それまで本格化とはならない。また、神奈川県のアワビ素潜り漁は11~12月が禁漁であり、それにより直前の10月はアワビが多く集まる。
夏から冬へと劇的に代わる季節の変わり目であるこの時期は、まさに二つの季節をまたぐ、多様な種類の魚が水揚げされ、最も華やかで、賑やかな季節であると言えるのでは無かろうか。
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