今、日本の政治は、混迷の極みともいうべき状況に陥っている。野口悠紀夫氏の言葉を借りれば、戦争遂行のための1940年体制が制度疲労を起こして機能不全に陥ったというわけだ。国民の立場からすれば、一国も早く総選挙を実施して、国民の意思を汲む新政権の誕生が待たれる。
そこで来るべき新政権の政治的課題は、大きく分けて三つに集約される。まず第一に40年体制の根底にある政官財癒着の仕組みを解体し、政策上の無駄を省いて新たに再構築すること。第二に、地方主義を貫いて、多様な文化を尊重し財政破綻寸前に陥っている地方を活性化すること。第三に、アメリカとのつきあい方を未来志向に転換することだ。
幸い米国でも、オバマ民主党政権が誕生間近で、斬新な布陣で国際金融危機とイラク戦争の泥沼に落ち込んでいる米国を甦らせようと、政権発足前から必死で取り組んでいるように見受けられる。
鈴木先生・五十嵐先生には、単なる新政権のブレーンとしての役割以上に、新政権と国民の間に立って国民目線での辛口発言を期待したい。(佐藤弘弥記)
Link to this comment:
All Comments (0)