明治38年(1905年)日露戦争終結の年に創業の伝統と歴史ある老舗中の老舗。実に超百年も営業、吉原は『土手の中江』と食通の間で別名"ケトバシ"と呼ばれ親しまれてきた馬肉料理の専門店です。館内に飾られた書物などを見ただけで数え切れない文人墨客、特に梨園の方など芸術家から皇室関係の方々も常連だったことが伺える。
また、「桜鍋」は数少ない東京・下町の郷土料理で、浅草吉原では最盛期に20軒以上もあった桜鍋のお店の中でたった一軒だけ残っているのがこの中江で、吉原遊郭華やかし時代には24時間営業だったとか。鍋の最後は、旨み入りの残り汁に溶き卵を入れ、白いご飯にのせて玉子丼のように食べる「あとご飯」が格別。「桜鍋はあとご飯のためのダシだ」と食通に言わしめた味を一度は試してみてください。
なお、ここの馬肉のタルタルステーキ(和風ユッケ)は、常連だった岡本太郎画伯がパリ遊学の経験から考案、メニューに加わったと聞きます。
【住所】 東京都台東区日本堤1-9-2 (毎週月曜日定休日 祝日は営業)
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