海上保安庁は4月28日、宮古海上保安署の職員が3月11日午後3時すぎ、宮古港湾合同庁舎で撮影した岩手県の宮古港に押し寄せる津波の映像を公開した。港内に浸入してきた津波が、車や船舶を押し流していく様子が映し出されている。
合同庁舎は閉伊川の河口付近にあり、ビデオカメラは宮古湾に向けて撮影された。河口に浸入してきた津波は、徐々に水かさを増し、岸壁を乗り越えてコンクリートの地面に流れ出していく。係留されていた漁船は転覆し、駐車中の車は渦を巻く波にさらわれ、湾の中ほどへと流されていく。
映像開始から約3分半後、勢いのある激しい津波が港に襲来する。桟橋に停泊していた船舶は、庁舎に向かって押し流され、瞬く間に激突。白波を立てながら流れ込む津波の威力は衰えず、みるみる庁舎を飲み込んでいく。1階部分は冠水し、2階にまで水が及んできている。
この後、津波と引き波が何度か繰り返す様子が映し出され、最後には辺り一面が水没してしまった映像で終わっている。【海上保安庁提供】
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