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モントリオールではタクシーに私物を飾りすぎると罰金になる

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Uploaded by on Jan 25, 2012

モントリオール市の裁判所は、車内を私物で飾りすぎた罰金としてタクシー運転手に約1300ドルの支払いを命じました。
タクシーの車内には、カナダとイスラエルの国旗、家族写真、ユダヤ教の碑文や宗教指導者の写真、第一次大戦戦没者記念日共同募金のポピーのバッジなどが飾ってあります。

タクシー運転手がすぐに罰金を支払わなかった理由は、運転手が以前、モントリオール市に対して無免許でシニアの送迎サービスをしているタクシーの取り締まりが甘すぎると抗­議したことに対する検査官の仕返しと受け取ったためです。

この問題はマスコミでも取り上げられ、話題の焦点は「装飾過剰なタクシー」から「宗教の自由と個人の人権」へ移って行きました。
5年後、ようやく示談がまとまり、罰金はすべて取り消し。結果としてモントリオール市は、タクシー運転手の人権を考慮し、私物の持ち込みを認めたことになります。

個人の自由と権利に宗教が絡んでいるこの問題。コメンテーターは、この問題にユダヤ民族の悲劇の過去が凝縮されていると言います。
1900年もの間「国」を持っていなかったユダヤ民族。'国を持っていない民族は軽んじられる'という実例が示されていると解説します。

モントリオールのケベック州では、英国系統のシビル・ローと、フランス系統のコモン・ローが共存しています。その共存を折衷して裁きをつけるのが、人のコモン・センス=良­識です。問題の決着は、その良識が働いた結果と見ていいでしょう。
タクシーの中にまで宗教や民族が入り込んでいる世界は、とても疲れます。日本では考えられません。しかし、それが今の世界の現実なのです。

(特派員情報)
カナダ・モントリオール在住の増本昌子さんからの情報でした。

Category:

News & Politics

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